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結び目をほどく時間も会話だね 笑ってくれた人から夏です #短歌ぼくよりも靴のほうが疲れたと思えば少し気楽になれる #短歌靴紐をほどく指先ゆっくりと知らない町へ馴染んでゆく夜 #短歌「大丈夫」という言葉より抱きしめて重さを分けてくれればいいのに #短
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またここか歩いても駅の入口にぼくの足跡ばかりが積もる #短歌違う神さまが運んでくる季節 あなたはそれを手渡して私を救う #短歌歌声が海のように満ちる あなたは遠く それでも確かに触れていた #短歌レジ横の募金箱には午後の雨 硬貨ひとつの音だけ響く #短
貝殻を耳にあてれば昼の波 あなたのあくびまだ揺れている #短歌生き延びた朝のコーヒー苦すぎて昨日の「好き」はまだ喉にある #短歌深海で会えた気がして目が覚めた 夢はいつでも少し残酷 #短歌誰かの温度も忘れてしまったな雨に沈んだ金属の椅子 #短歌塩なん
つねった場所からさめるような気がしてる何度目の海だろう この街 #短歌うすい皮破ればあふれるつぶあんをすくいとるように夜が更けていく #短歌さざめきは水底の色 ストローを噛んでわたしは呼吸を止める #短歌周りの熱がうつらないように座っているライブの
二膳の箸 さざ波みたいに重なって名前の知らない誰かを想う #短歌するりと滑り落ちた優しさに名前をつける夜はもう来ない #短歌お寿司なんて食べている場合じゃない 花江夏樹よりぼくを愛せよ #短歌恋の話を聞くたび耳に届くのはきみの声した夢の残り香 #短歌
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