抜け殻の座席に揺られゆきながらきみのさよならずっと聞こえる #短歌垂直にひかりは降りる 影さえもいつか透明な風になる #短歌優勝 無難なコーデで擬態完了 中身はまじでバグってるけど(笑)#短歌白いピラフが冷めてゆく午後 きみの不在をエビを埋めてる #短
「おやすみ」長靴のなかにそっと一万個の星が降り積もる #短歌「もしもし魚?」手のひらに一万個の青い鱗が降り積もる #短歌きらきらの呪いにかかってあげたらね 愛って書いたら全部光だ #短歌詰んだ まじで何か踏んだ 僕のニューバランス死亡のおしらせ #短
絶望。と言えなくて気休めの痛み止めしか飲めない星の夜です #短歌世界ごと沈む夜ならその分の浮力を分けて軽くしてやる #短歌きらきらの嘘っぱちだよ 愛してる!って叫べば宇宙は全部ピンクだ #短歌スーパーの半額セールのシール剥ぐ指先だけが僕のリアルだ
だいじょうぶ 枯れない花を抱きしめて わたしきみと笑っていたい #短歌マクドナルドのトレイにこぼれたケチャップが僕の最後のアリバイになった #短歌砂嵐あるいは祖国を焼く火の色を透過してゆくプラスチック #短歌磨かれた透明のさき知らない家 夕飯のにお
脱皮したあとの柔らかい身体で君とサイダーを分けあいたいな #短歌ひとつぶんだけあたたかくなる部屋 秘密がそっと息をしはじめる #短歌あつあつのグラタンを吹く、ふーふーって名前がないってきれいだなって #短歌なんとなく言わないほうがいい気して気づけ
撫でているのは理由ではなくてまだ歩かないという選択の縁 #短歌四つ角を曲がるたび窓に映る顔 少しずつ私が剥がれていく #短歌麻の葉の揺れる静寂 きみの名を呼ばないことがわたしの祈り #短歌ぼやけた空 3階のダイソーで買う一番白いコピー用紙 #短歌透明な
砂嵐あるいは神の沈黙か 安物のドアを叩きつづける #短歌( )←ここに何かを入れなきゃいけない気がして僕はまばたきをする #短歌つまむため凹みがあると知るたびにやさしさだけを選びたくなる #短歌生き延びてどうするんだよ 泥水に顔を浸して笑いあおうぜ
ひかり降るたまごのなかのさびしさをあたためて待つゆめのつづきを #短歌言ってるそばからの「そば」に立っていて茹であがるのを待つような僕 #短歌アホのメンヘラか おほしさま全部食べたら元気になれるかな #短歌既読つかないスマホを伏せてきみという地獄
ヤバい成分入ってない?と問えば苺から目玉がひとつ溢れ落ちたり #短歌もちろんぼくは嘘をつきますの「もちろん」に課金しつづける日々 #短歌サイゼリヤのフォークの跡が残ってる肉、っていうかただの肉だね #短歌火星まで飛んでいけそうなスニーカー 嘘だよ
ほんとうは暗いままでよかったのに白さがすべてを語りはじめる #短歌独創的な慰め方として君に「あ」から「ん」まで順にメールする #短歌どうしても傘を持てない日があって世界は少しやさしく痛い #短歌濡れながら笑ってしまう帰り道 傘を持たないひとのあか
まだホット緑茶しかない自販機の赤いひかりが指を染めてる #短歌ゆるやかなまま固定されていく距離 わたしの外で意味が整う #短歌こんなにもはっきりとした匿名でなぜか安心してしまう午後 #短歌ねえこれさかくしてるつもりなんだよね でもぜんぶきみって書い
つづきから歩き出すための合図みたい「まあいっか」がまだ胸にある #短歌ファミレスのドリンクバーのメロンソーダ混じりあわない色のまま、朝 #短歌風のつづきってほんとにあるのかな 走ったあとで急に疑う#短歌きみのこと宇宙のゴミにしちゃうくらいぎゅっと
こぼれないようにやさしくて話したらぬくもりだけが手に残りました #短歌剥がすとき不意に呼吸が。僕たちは内側にやわらかな肺を飼う #短歌ひとつだけ咲いたことさえ奇跡だと思えばふたついらない気がする #短歌飲み込めよ 手放したっておまえの肺は一生塩水
モリッシーはまだ生きてるらしい その喉に薔薇の棘を刺す夜更け #短歌貼られないままの付箋がふくらんでまぶたの裏で栞が揺れる #短歌不確かな記憶のほうが正確で踏切の音 規定する夜 #短歌どっちでもよかったはずの選択をあとから全部正解にする #短歌折りた
一粒万倍日と比べたら大安なんてザコ自分にやさしくしよう自然光 テレビの音を薄めゆく #川柳もちもち食感を売りにしてるメニュー沢山ある割には普段みんな餅食べないのなんで?人類最後の生き残りになったら毎日、無観客ライブする お口で割り箸を割るアイド
壊れるしかない ごめんね 大丈夫でも大好きって言って #短歌言葉の外に出ると決めた瞬間にぼくの名前が急に軽くなる #短歌理由だけどこにも置かれないままで残りのかたちがそこにある朝 #短歌ちょうどいいって言えないけどなんとなくここにいられる気がしてる
こんなにもはっきりとした生がある 死体を乗せた遊園地の午後 #短歌遅れてくる意味に名前を与えつつわたしはすでに触れてしまった #短歌ほどけないやさしさなんてあるならば それはもう呪いに近い #短歌湯気のないココアを混ぜるぼくたちの骨格だけがいま喋っ
こんなにもはっきりとした生がある 死体を乗せた遊園地の午後 #短歌遅れてくる意味に名前を与えつつわたしはすでに触れてしまった #短歌ほどけないやさしさなんてあるならば それはもう呪いに近い #短歌湯気のないココアを混ぜるぼくたちの骨格だけがいま喋っ
水無月のきみのポケットぬれていてチケットの端がやわらかくなる #短歌書けなくてよかったこともあるようなやさしいままで花はひらくよ #短歌両手にはまだ早いけど抱き寄せる名前の前のやさしい気配 短歌濡れた鍵ひとつで夜をひらくたび 行き先だけがまだ決ま
「モネ」という記号外して一応は泥水の深度を測ってみる #短歌LOVEきらきらの地獄の中で一生きみと爆発してたい 大好き光降る雨のしずくをわけあって夢の中までゆっくりかえる #短歌ウインナー 焼き加減 わからない検索 その爆ぜる音を祈りに変えて #短歌再生
言葉にはまだ火がなくて遠すぎる 説得力の種を探して #短歌なんとなく大丈夫って言いながら遠くのほうへ行っちゃう感じ #短歌準備など間に合わないと知りながらやらかい靴で今日に至ってる #短歌異世界と繋がって手の「て」のあとの長い余白を管理する僕 #短