多分きみ笑わせようとしてくれた店員の声が少し遠のく #短歌遠ざかるあなたの影を見送りて瞳孔ひらく夏のまばゆさ #短歌文庫本の重さのままで目を閉じて電車の午後がそのまま夢へ #短歌鉄条網ひらひら抜ける羽虫ひとつ昼のわたしの居場所がにぶい #短歌かべの
忘れてもいいはずなのに夏の夜 ほしといっしょに揺れる思い出 #短歌羅針盤ぜんぶ光になった夜 蛾が緑の灯に届いた #短歌ひとさらのサーターアンダギーまだあつく空のひかりとおなじにおいす #短歌すいすいと知らない名前持つ人がわたしの記憶よぎりて泳ぐ #短
夕まぐれ老爺の肩に風を見てついてゆくしかないと思った #短歌あなたにはすでに剥がれたネイルこそ魅力のかたち呼吸のように #短歌ひびわれたしあわせしるしと占えばナンの形にもひかりがのこる #短歌生まれ場所小さきほどに願い出てそれでも君は声あげている
標高2400メートのとこで食うトリュフ美味しい、って言い出すような人「東京ディズニーランド 電気代」で検索してるアイドルスーパー銭湯の仮眠室が世の中で1番好きな場所かもしれないスマホの充電ケーブルは買い間違えるもの、という意味のことわざ 冷凍庫に
八月のシンデレラナイン朝の光に透けながらうすき影さえ私を連れる #短歌遠ざかる音は消えても残りいる記憶のなかの鮮やかな色 #短歌新しい履物は朝おろすもの祖母の響きは今もまぶしく #短歌湯気のなか忘れたつもりの名がよぎり改名のこと思い返せり #短歌朝
夜の底 呼吸の奥でひそやかに夢を追い出す 眠りのために #短歌 キーボード白く光ってうずくまでごめんねだけが宙をさまよう #短歌ねじ切れた金具の奥に沈む音 向きを持ち得ぬ速度のままで #短歌古びた手指さす先に川の影 上水沿いを時間が流る #短歌余震なく
正しいと何度も言って歩いてるそれでも風は背中を押さない #短歌ごめんねと繰り返すたび夜が来て赦されたことが少し痛くなる #短歌 映り込む自分の影を見つめつつ知らない誰かが読む本のように #短歌泥酔の深い闇から起き上がりくちびるだけに残る沈黙 #短歌
打ち水していない空き家だ #自由律俳句遠回しで貢ぐみたいな感覚で追徴課税されてる人宗教上の理由ではなくて、もうすぐ健康診断だから牛肉を食べないタイプのインド人お煎餅は罪悪感なく食べる事ができる事が最大の良いところ神社で貰う領収書 #自由律俳句1
終わらないお留守番だよ お茶を飲む冷蔵庫の光 僕を閉じ込め #短歌シャッターの錆びた並びを見つめてる だらけの街は僕を映すね #短歌カチカチと時計が鳴るよ 家の中 年寄り子供 孤独漂う #短歌一口だけ残したそれがテーブルに 君の気配が漂うそっと #短歌子
スーパー銭湯や本屋さんのリニューアルって前の方が良かった、って事多過ぎません?風呂を沸かして忘れる。電子レンジでチンして忘れる。スマホ充電するの忘れる、みたいな事が多過ぎるイヤホンに万は出せないな、ってたまに思っちゃうたくさん買い物した時の
踏み出せば地面の気配が遠くなりそのままどこか知らない場所へ #短歌前髪だけ風にあそばれ画面からそっと外れてくあなたの気配 #短歌境目で立ち止まっているわたしだけ無限階段に胸がついてく #短歌ふきげんの合図を出して待っている君だけがそっと笑ってくれ
エナジードリンクを配ってるエリアを教えてくれるアプリありませんか?はたから波田陽区カレーは飲み物だから、カツカレーもコーヒーフロートみたいな位置づけなんです。私にとってふわふわのかき氷を食べに行く旅に出たいです。探さないでください。まだ「出
寂しさが溶けてしまったその場所に遅れず着いたわたしだけ立つ #短歌言い訳はいつでもどこか呪文めき口の裏だけひそかに乾く #短歌回転する水の音だけ聞きながら二層の時代をひとつたたんだ #短歌声だけで決めつけられた花の名にあの亡霊またまぶたでゆれる#
さよならが歌の余韻にまぎれつつ遠ざかる影青いまま揺れ #短歌望遠鏡あの頃のままのぞきこみ 今日この頃はまだ始まらない #短歌青空へ布団を干して手をひらくてつのにおいが少し残って #短歌占いの言葉ばかりがはしゃいでて名前のない星今日も見落とす #短歌
扇風機越しに見えてしまうんだ茹だるような君の輪郭 #短歌微生物のようにひっそり棲みつく苔と同化した古い間取り #短歌ぬめるようにホームをなめて最終電車が君をさらっていく #短歌甘い血がすこしずつこぼれ少年と夕空が溶け合っていく週末 #短歌廃屋まで風
10分仮眠しようとしてタイマーかけてを繰り返し1時間眠ってしまうんだったら、最初から60分タイマーかけたらよかったやん、てなることよくあるくまぇリって燃え尽き症候群らしいよタイムマシンがあったら賞味期限切れの食べ物を賞味期限切れる前まで戻って食
手の中の形を変えて光るもの幻想まではあたたきった #短歌あたたかい歌のつめたさだけがいて窓のむこうに星がこぼれる #短歌ふと見れば器の底に寄り添いて沈む紅葉のかけらが二つ #短歌夜の静寂 赤青の線ほどき合い消耗する夏の友よ #短歌凪の海 星つかもうと
泥水もあたためれば湯気になる からだの奥で水着は乾く #短歌安い靴 軽くて今日は遠くまで行けそうな気がしてしまう午後 #短歌届かない前提として書く文字のすべてがキミの顔になってく #短歌時刻表 読んでからまた振り返る 柄じゃないこと君に似ていて #短歌
脳が収縮する一方で妄想が膨張してるので、視覚化すると妄想超膨張してるって事じゃん面喰いとメンクリで韻踏める 好きな四文字熟語は「家賃収入」です遺品整理 片付けをしてくれる会社の社名が「七福神」なの、ご機嫌でいいなもきちの変則夏休み��7/9茹でた
平等に季節は巡る 夏の夕 誰にも同じ風がそよぐよ #短歌濁り水とおくで光る鉄の塔 ゆれるたびまた吸いなおす息 #短歌冷めてゆく紅茶のなかに沈むもの甘酸っぱさは夢にもなかった #短歌血管に靴紐絡む夏の夜 先生の指そっと解き合い #短歌さっぱりとならぬここ
屋上はもう乾いてる ペットボトルの影ひとつぶん 君の死後まで #短歌あの日の影の長さまで覚えていてわざと間違える午後の郵便 #短歌何か欲を君に向けるとき ためらいの六月をめくり七月をめくる指に少しの湿り #短歌覚えた曲がカレーの湯気とまじりあい君の
「10回規定により引き分け」を楽しめるかどうか問題もしかして人類全員人質になってるのか?キンキンのビールと聞いて「めちゃくちゃ冷えているビール」ではなく「愛川欽也のビール」と解釈する希少種やってますで、多目的トイレってネーミングは変わらないま
退職代行サービスを介して辞職する総理大臣原付乗ってるだけでベトナム人って言われるクソジジイのワンランク下の位置のうんこおじさん三年くらい前から録画だけしとった番組『白黒アンジャッシュ』をはじめてちゃんと見てみた(ダイタクゲスト回)全然面白か
雷鳴とスプーンの音がまじってる 海の家ってけっこう深い #短歌地図帳の切れ目に沿ってパンを裂く 大陸移動は昼のテラスで #短歌わたしより先に夏を知っている シャツのすそだけ陽にひかってた #短歌黄色とは日暮れの音を孕む色 コーランめくる風の裏側 #短歌
いつだった?きみが覚えていることを私は少しうらやましかった #短歌ごまだれをずっと選べぬひとの横 私は今日の出口を選ぶ #短歌空っぽのこったグラスをなぞり話してる足りないものは水じゃなかった #短歌流し台 淡いみどりの影を引き 母には見えてわたしに
ココアだったものにさわれなくなって想いだけが熱を残している #短歌ハッピー商店街の看板を吹いていた この世の声は水に濡れていた #短歌価値の話をしていたこの口が今日も歯の裏に砂糖をのこしている #短歌ひかえめな雨音をたしかめながらいつもの坂が1人を
告げられてから胸がふくらむ名前ってあるよね 誰にも言えずにいる #短歌スキップはしないでくださいと燃えていた父のポケットの火薬の匂い #短歌歯ぐきごとこすってしまう ならべない言葉と歯とはどこか似ている #短歌きれいに並んだほうがよかったですか わ
明日、今日より6℃気温高くなるので震えて眠りにつきます「普段どんな咀嚼音聞いてるの?」とよく知らない人に言われた夏限定じゃなくてもいいよ。この世のすべての夏限定の商品たちよカラオケで同じ曲を三曲続けて入れそうな人」というディスられ方されて本
引っぱられた感触だけがのこっててきょうのポケットをさがしてしまう #短歌嘘でもいいから をひとつ折りたたみかばんのそこに沈めて帰る #短歌かじるたびにパンの端からほどけてくプレートの上の地球のかけら #短歌あたたかさだけのこした猫を抱き冷凍ごはん