mixiユーザー(id:8077411)

2026年09月19日05:22

19 view

短歌

濡れ葉の緑は今日を許す色 湯気の向こうで朝がほどける #短歌



理由など後から言葉が作るもの芽吹きはただの現象である #短歌



虹になる以前を世界と呼ぶのなら色彩はまだ沈黙である #短歌


雷鳴のあとに残った青空へ羽化するように脱ぎ捨てる影 #短歌



汚れるを前提とした選択は自由の形式に近い気がする #短歌



汚れてもいい服ばかり増えてゆく気づけば僕もそんな年齢 #短歌



カーテンの波をひとつも逃さずにファルムの中で午後が眠った
#短歌


自己とは未定義変数であり続け理解はいつだって事後に届く #短歌



水たまり覗けば空も隠れててわたしの顔もまだ途中です #短歌



窓辺にはレースの影が揺れていて照れ笑いまで午後に溶けてる #短歌



可愛げはあると言われてうれしいがそれだけなのかもと思います #短歌



昼休み窓辺にひとつ置かれてる 石のふりしたやわらかな声 #短歌



風鈴の鳴らない午後を抱きながら青はゆっくり窓辺へ満ちる #短歌



まぶたにも鍵穴があり眠るたび夢は小さくノックを返す #短歌



楽しかったねと言う為だけのためにある帰り道かもしれない真夏 #短歌



街じゅうの恋がぱたんと閉じるたびねむたい猫が増えていくんだ #短歌



ポケットの裏地にひとつ朝が来る 捨てられないでやわらかく鳴る #短歌



終電の光を指でほどきつつ昨日の靴を静かに履いた #短歌



そのノートのぞいてみたい 夏の日よ 句読点まで炭酸の音 #短歌



溶けること知ってて買った氷にも少し期待をしてしまう夜 #短歌



★




0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年09月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   

最近の日記

もっと見る