ログアウト済みの会話を引きずってひとりの画面に花を描いてる #短歌
ひとりでも来てしまうのが人生でだから花など持ってきたのだ #短歌
自転車のライトがひとつ曲がるたび地球はちゃんと夜を続ける #短歌
青い点と呼ばれるほどの遠くから見れば孤独も模様になるか #短歌
ラムネ瓶の底に沈んだ光みたいな夜を胸に抱いて眠ろう #短歌
一文字に足りないメッセージだけがレイヤー重ねて体温になる 短歌
意味よりも頻度が救うことがある会話はしばし毛布に近い 短歌
湯気の立つスープみたいに何気ない言葉が部屋をやわらかくする #短歌
人になる途中だったし獣でもあった 境目だけが曖昧で #短歌
本心は宝ではなく刃物でもあるから人は包んで運ぶ #短歌
語らなきゃよかったなんて思わない ただ少しだけ痛かっただけ #短歌
フィードバッグノイズみたいな感情が再起動後も消えてくれない #短歌
それからを語る言葉が見つからずライブハウスを出て空を見る #短歌
それくらい言わなきゃやってられないぜ アイスコーヒーおかわりしよう 短歌
感情のアプリはすでに終了しフレームだけで続ける会話 #短歌
沈黙も会話の一部であることを知った者同士の席にいる #短歌
勇気とは正しい順序を踏むことではなく順序を忘れることが #短歌
狼煙より早く身体が動くとき時代はたいてい変わりはじめる #短歌
肉であることを思い出す夜がある 仕事の名前を脱ぎ捨てたあと #短歌
粗大ゴミなのは事実なのだけれど少し失礼な呼び名だと思う #短歌
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