mixiユーザー(id:2083345)

2026年07月23日21:13

412 view

7/22 弘法大師生誕1250年記念特別展 空海と真言の名宝@東京国立博物館平成館

平日でも、とても混んでいると聞く。なにしろ「至宝集結。」が謳い文句。
この日東京の最高気温は37度、快晴。テレビでは「不要不急の外出は控えて」とアナウンサーが切実の訴え。
こういう時こそチャンス?と思って炎天下の12時入場。果たして、東博はインバウンドばかり、特別展に彼らは来ない。いつも人垣ができ、並ばないと見られない覗きケースもあちこちに隙間ができ、自由に観覧できた。読みは当たった、快適。

内容は…びっくり、すごかった。
「十八本山と関係寺院の貴重な名品が一堂に会する。各地の秘仏9体を含む、真言宗各派の仏像約40体が集結する」
空海ゆかりの寺などこれまでも随分と展覧会があったけれど、こんなにも貴重な仏典、仏具、仏画、仏像(国宝15件·重要文化財60件)を大放出なんて本当に驚きだった。仏像はあるべき場所で拝観する事こそ意味があるとはいえ、寺院でほとんどご開帳されない秘仏が適切な照明の下間近で見られるのだから、仏像好きならこの機会は見逃さない方がよいです。

写真撮影可は最後の重文《愛染明王像》(山梨・放光寺)と国宝《五智如来坐像》(京都・安祥寺)。写真撮影にかまけず、じっくり拝観したい仏像です。
前後期で入れ替えあり。本館1Fの「彫刻室」では空海、真言密教関連の仏像の展示。私は企画展だけでお腹いっぱいになり、本館はそこだけしか行かなかった。
なお、3か月毎に発行される「東博ニュース」は半分の大きさになり、各展示室の紹介なし。経費節減かな、残念です。

https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2760
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kukai2026/index.html
フォト

弘法大師空海(774〜835年)によって開かれた真言宗は、さまざまに分派した歴史を持ちます。その中で中心的な役割を果たし、今に続く後七日御修法(ごしちにちみしほ)を支えているのが、真言宗各派総大本山会(各山会)所属の十八本山です。
空海生誕1250年を記念する本展では、十八本山と関係寺院の貴重な名宝が一堂に会します。空海ゆかりの名宝、密教美術の精華、密教図像の世界、後七日御修法の世界、真言宗各派の名宝、真言宗各派の彫刻と秘仏。見どころは満載です。八十八件の名宝を通じ、空海と真言密教、そして弘法大師信仰の歴史と広がりをご体感ください。


第1章 空海と真言密教

第1節 空海ゆかりの名宝


《弘法大師坐像》江戸時代17世紀 和歌山・金剛峯寺
弘法大師空海は讃岐に生まれ、若い頃から山々で修行を重ね、やがて唐に渡って恵果から密教のすべてを受け継ぐ。帰国後教王護国寺(東寺)を拠点に真言密教を広めた。
フォト

重文《聖観音菩薩坐像》奈良時代8世紀 香川・願興寺
細かなところを木屎漆(こくそうるし)で細工しているので写実的で繊細、美しい。
フォト

国宝《金剛錫杖頭》唐時代8世紀 香川・善通寺
空海が恵果阿闍梨から授かり持ち帰ったと伝わる。
フォト

重文《板彫両界曼荼羅》唐時代8〜9世紀 和歌山・金剛峯寺
白檀らしい。細かなレリーフが見事。廃寺となった興山寺伝来
フォト

第2節 密教美術の精華

国宝《閻魔天像》平安時代12世紀 京都・醍醐寺
白色と銀色を多用して軽やかな印象、水牛に乗り穏やかなお姿。地獄の閻魔様は後の世にできたイメージらしい。
フォト

国宝《十二天屏風》平安時代 建久2年(1191)京都・醍醐寺
3天ずつ四期に分けて公開。彩色の鮮やかさ、保存状態のよさに驚く。上段右から3番目の「火天」が白髪・老人・仙人の風貌で印象的だった。
フォト

国宝《五大尊像》鎌倉時代 12〜13世紀 京都・醍醐寺
前期は、不動明王と降三世明王(画像)を展示。大きくて迫力。明快な彩色と動きある描写。炎の表現も独特。
フォト

第3節 密教図像の世界

《深沙大将図像》鎌倉時代13世紀 京都国立博物館
フォト

この図像をもとにして作られたのが、快慶作《深沙大将立像》鎌倉時代 建久8年(1197)和歌山・金剛峯寺
逆立つ頭髪、髑髏の首飾り、臍にある顔、膝当ての象、腕に巻かれた蛇、すごい迫力!
フォト

これと対ではないかという説のある、快慶作《執金剛神立像》鎌倉時代 建久8年(1197)和歌山・金剛峯寺
地を抑えるような左手の指、大きくあげた右足の指に力が入る
フォト

豊前五郎為広筆《五大力菩薩像》鎌倉時代 建久8年(1197)和歌山・普賢院
巨大な下絵の白描。前期は3菩薩を展示。目と口に赤が入り、恐ろしい形相だ。
フォト

フォト
フォト


第2章 後七日御修法(ごしちにちみしほ)の世界

後七日御修法は、毎年1月8日から7日間にわたって教王護国寺[東寺]にて行われる、真言宗でもっとも重要な法会で、現在も代々の大阿闍梨によって続けられている。会場にはその様子のVTRもあり。

重文《聖観音菩薩・梵天・帝釈天立像(二間観音)》 鎌倉時代13世紀 京都・教王護国寺[東寺]
観音供のご本尊。宮中の仁寿殿や清涼殿にあった「二間の間(柱と柱の間)」に安置されていたことから「二間観音」と言われ、普段は秘公開。小さなお像だがとても美しい
フォト


第3章 真言宗各派の名宝

国宝《一字一仏法華経序品》平安時代11世紀 香川・善通寺
初見ではないが、見るたびに心温まるお経。一字につき仏様を一つ添える。ほっこりする絵に信心の豊かさを感じるのだ。
フォト

国宝《金剛透彫舎利塔》鎌倉時代13世紀 奈良・西大寺
胴の周りの透彫が見事でうっとり。数年に一度しか公開されない。
フォト

ここでは、それだけ見るのを目的にしてもいいくらいの国宝《信貴山縁起絵巻》(前期は「飛倉巻」)や重文《石山寺縁起絵巻》などもあり、小躍り状態。


第4章 真言宗各派の彫刻と秘仏

重文《吉祥天立像》平安時代12世紀 香川・善通寺
一木造りの豊かな体躯、キリッと凛としたお姿。
フォト

フォト

快慶作 重文《不動明王坐像》鎌倉時代 建仁3年(1203) 京都・醍醐寺
フォト

快慶作 重文《金剛薩埵(さった)坐像》鎌倉時代13世紀 京都・隋心院
金剛薩埵は、密教において大日如来の教えを直接受け継いだ重要視される菩薩
フォト

重文《十一面観音菩薩立像》鎌倉時代13世紀 兵庫・須磨寺
光背は別の仏像のものだったらしいが、流水文のような光背とやや赤みを帯びた小ぶりの美しい観音様に合っていて美しい。
フォト

フォト


ここからは、各寺院の秘仏が並ぶ。
円勢・長円作 重文《薬師如来坐像》平安時代 康和5年(1103) 京都・仁和寺
小さい仏像だが、まるでガンダーラの石仏みたいに光背や台座にぎっしりレリーフが。台座には十二神将。お薬師さんは親しみやすい丸顔。秘仏
フォト

重文《如意輪観音菩薩坐像》平安時代11世紀 大阪・大門寺
傾けたお顔、頬杖の手の甲、かわいらしいような、艶かしいような、とても惹かれる観音菩薩。光背は板に文様が墨で描いてあったので未完かと思ったらこういうのがあるそうだ。秘仏
フォト

フォト

重文《十一面観音菩薩立像》平安時代 9〜10世紀 三重・観菩提寺
頭部が異常に大きくアンバランスで、十一面観音を愛した白洲正子氏が圧倒されたという。なるほど、秘仏に相応しいオーラ。33年に1度開帳
フォト
 
重文《愛染明王坐像》平安時代 12世紀 山梨・放光寺 *写真撮影可
一面三目六臂、弓矢を上に向けて天を射るかのような構えは「天弓(てんきゅう)愛染明王」と呼ばれ、彫刻作例は珍しい。洗練されて美しい。
フォト

フォト

国宝《五智如来坐像》平安時代 9世紀 京都・安祥寺 *写真撮影可
五智如来(ごちにょらい)とは、大日如来が備える5つの知恵を象徴する仏。5体揃って伝わる五智如来像の現存最古例。堂々とした風格に厳かな気持ちになる。
フォト


9月6日まで(前期は8月9日まで)

ランチは新宿駅中のタイ料理「カオサン」で、冷やしトムヤムクンヌードル。辛かった!

フォト

21 8

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年07月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031