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2026年05月08日21:47

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永井紗耶子「部屋住み遠山金四郎 絡繰り心中」

永井紗耶子「部屋住み遠山金四郎 絡繰り心中」小学館文庫
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吉原日本堤の外に広がる田んぼで、稲本屋の花魁・雛菊が刀で斬られて亡くなっていた。
見つけたのは、昨夜雛菊と話を交わしていた、18才の遠山金四郎だった。
金四郎は、実は旗本家の跡継ぎだったが、複雑な家族関係から遠山家を継ぐことは当分無く、家を出て歌舞伎の森田座で笛方をしていた。
金四郎は、旧知の狂歌師・大田南畝、浮世絵師の歌川国貞とともに、彼女がだれに殺されたのかを探り始める。
調べを進めていくと、雛菊があるときから店に来る男たちに心中を持ちかけていたことを知る。
彼女は、なぜ心中を望むようになったのか。
金四郎は、いつしか雛菊の暗い心のうちに踏み込んでいく。
そして、彼女に関わっていた男たちも、いろいろなものを抱えて生きていることに気づき、簡単には変えられない世の中の非情さと己の無力さを知るのだった。
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永井紗耶子さんの「木挽町のあだ討ち」が面白かったのでもう1冊。
これも面白い。斬られて死んだ花魁の謎を追うのは18才の遠山金四郎。
木挽町にも登場した森田座で笛方をしています。
謎を追ううちに雛菊の暗い心に踏み込んでいきます。
ミステリとしてどうこうよう世の不条理と自らの無力さを知ります。
お勧めです。
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