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2026年02月05日14:51

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短歌

靴ひもを結び直して朝になる誰にも見せぬ鎧を着てる #短歌



秤から落ちた重さで夜は満つ 名付け損ねた世界の端よ #短歌



絵が好きな人間にとってこの街は完成しない下書きのまま #短歌



言いかけてやめた分だけ椅子がある 座っていいよ今日はここまで ##短歌



別にいいと言ってしまえば風が止む 想像だけが先に歩いて #短歌



あのひとは終わりましたが本当は終わらせ方を探してたんだね #短歌



今日着ていく服がないって笑ったら昨日の自分が一枚余る #短歌



火にかけて名前の違うものたちが同じ湯気へとやわらぐ時間 #短歌



こぼれたら消えてしまえる白だから拾う理由をまだ探してる #短歌



自分のせいだって言えば楽だから今日も誰かの眼鏡を直す #短歌



剥かれないみかんが一個机上にあって急がなくても冬は進むね #短歌



呼ばれずにそこにいればいい 光だけ当たる順番を静かに待つ役 #短歌



予定欄空白のまま閉じる夜 触れない理由が増えていく月 #短歌



まっすぐな道ほど怖い夜もある それでも靴は雪を踏みたい #短歌



奪われたあとの器に風が来て空っぽなりの音を残した #短歌



瞬きのあとに残った足跡に追いつけなくてきれいなままだ #短歌



爪の間から立ち上がるにんにくの匂いで思い出した約束 #短歌



触れぬまま近づくことを選ぶ夜 息のかたちが先に丸くなる #短歌



ある意味で正解だったかもしれず 言い切れぬまま夜がやさしい #短歌



たまごっち死ぬ音だけが残る夜 育てた時間 部屋にひびいて #短歌




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