mixiユーザー(id:8077411)

2026年01月12日23:53

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短歌

冷えた家 レタスの芯に触れた指 きょうの中心そこにあったよ #短歌



夜を割り指で結んだふたつ星 迷ったときは空をひらけよ #短歌



嫌うほど近づけなかっただけのこと 揺れない裾が目にまぶしくて #短歌



残された意味を探して見つからずリボンの青学午後を黙らす #短歌



探すほど名前失う残りもの 結び目ひとつ光を抱いて #短歌



その笑顔 蛇口をひねる合図みたい 沈黙の奥で火は瞬いた #短歌



人生の脇に置かれた椅子のよう浪人たちはそこで息する #短歌



帰省時の龍は降りずにただ耐える 巣とは時間の折り目のことだ #短歌



霧深く友なき道を行くひとは夜を重りに前へと進む #短歌



絵に描いた負けほど今日をよく映す ひらいた傘に雨はまだ降る #短歌



触れたなら終わると知って花はまだ光の端を指に残した #短歌



そういえば会話は少し軽くなる ない店の名で夜がつながる #短歌



電話口ため息だけが先に出て その日の汚れその日のうちに #短歌



泣き跡を覚えてくれる縫い目かな 人に戻るまで置いてある場所 #短歌



どちらでもないまま今日もあくびして世界を半分信じてる顔 #短歌



通知より大事なものが床にいる名前を呼ぶとさらにかわいい #短歌



あとからの不安を知っても手を伸ばす 今を生きるってだいたいこれだ #短歌



縁がないことに慣れずに減速しそれでも前へ曲がってしまう #短歌



初夢をカウボーイだと願うのに布団のなかで拍手はならず #短歌



帰るまで波はそのまま待っている砂に覚えた立ち方のまま #短歌


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