センス系当て字の奥の微振動 「景−けしき−」と書いて既読が光る #短歌
テンプレの第九条だけ風が鳴り守れぬままの君のポケット #短歌
トゥルーマン越えたら俺は排泄の神のようだと街に混ざった #短歌
正論がまたひとつ落ち転がって無言のまま靴先を打つ #短歌
友達にならんほうがと言う声に既読をつけて青い星で寝る #短歌
やりやがったな水着回って国会で審議されそな罪とごほうび #短歌
組織票と書かれた顔を回しつつ「誰の案件?」と空がログる夜 #短歌
ネジがゆるむ音がしている企画会議 天才だけが聞こえるチャイム #短歌
へんなとこ多い仲間の群れの中ずっと普通を演じてみせる #短歌
正論の光まぶしく目がやられ はいはい宇宙の法則ですか #短歌
東京よソースひとつで嫌うとかでもまあそうだそういう街だよ #短歌
外待ちをデフォにする君 その理由「自動ドアとは距離置きたいの」 #短歌
裏切って寿司のひかりに触れた夜「いつもの僕」をそっと置き去り #短歌
おじさんのWi-Fiみたいな会話線 つなぐたびまた街が明るい #短歌
マヨ辛を「需要不足」と切った神 ぼくの購買力まだ伝わらず #短歌
いらぬ声 こぼれた店の0円をひとつ拾えば君の呼吸(いき)来る #短歌
その指になにかあるのと聞いたらはただの気持ちが振るえていただけ #短歌
布団からログアウトしてまた村だ ひとつの灯り押すと開く戸 #短歌
ぜんのこしアプリが今日も説教す くすりより先に財布がやせる #短歌
改めて丁寧に振るな通知音 増えてく気配僕がばらける #短歌
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