ひらいてはまた折り返えすそのしわにたどり着くまでま寄り添う夜更け #短歌
あいまいな返事のうしろさがしてるずれた体温で確かめる距離 #短歌
縁取りの青をほどいて呼吸してゆっくりたどる君への線よ #短歌
あたりすぎることばかりでひとつずつほどけず積もる朝のノートに #短歌
たとえばねぬいぐるみさえうつむいて届かぬ想いなお背負ってる #短歌
特別をひとまずまさがす昨日よりちいさなすきま しるしをおいて #短歌
おれだけが昨日の話おりたたむ きみのえがおに届かぬままに #短歌
ひとしずくとどかぬ声をすいあげて生まれた理由をじぶんで探す #短歌
とどかないしずかな弧だけまぶしくてひとはしろさに理由をさがす #短歌
かげのいろ ぬりかえながらたちどまる 夢とのはざま そっと笑って 短歌
君の無事ではいられない日だまりでふいに転じる糸のめぐりを #短歌
どれほどの距離を渡れば届くのか ゆっくりしずむ日々のあわいへ #短歌
この隅で胸を鳴らして紙切れが行き場を変えるためらいの街 #短歌
ひとのこと語ればどこか揺れながらこちらの胸にひそむ名が出る 短歌
折れた頁 触れたらすぐに震えだすあなたの過去をそばで支える #短歌
花皿へ落ちた光を拾いあげあなたに寄せる気配のやわさ #短歌
きみはまたとおい点描抱きしめてふれたら溶けるそんな日々でも
#短歌
その額縁触れればたしかにきしむもの 時をまたいでここに立つ僕 #短歌
誘われて超絶出不精カラトリウム 部屋で育てる旅の代用品 #短歌
朝の手がライ麦触れてひるがえるミネアポリスの風のようだね #短歌
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