初心者のための油彩画入門 カラーサークルパレット
カラーサークルパレットは、デジタルで絵を描く場合に使うカラーパレットになる。使える全ての色が配置されている。デジタルお絵描きと、アナログお絵描きの大きな違いの1つが、カラーサークルパレットになる。デジタルお絵描きの場合、まず、純色は、あまり使わない。少し彩度を落とした色を使う場合が多い。この発想は、油彩画で初心者が絵を描く場合、あまりないのではないかと思う。油絵の具での純色は、チューブから出したままの色。初心者は、絵の具をそのまま、キャンバスに塗る場合が多い。ゴッホなどのイメージもあって、そうなってしまうよう。だが、デジタルでは、わざわざ彩度を落とした色を使う。この違いは、思う以上に大きい。デジタルでの作品レベルが非常に上がった理由の1つでもあるだろうと考えている。それに寄与しているのが、カラーサークルパレットだ。カラーサークルパレットを油彩画にも取り入れるのは、ありだと思う。まず、チューブから絵の具を出し、それを、何段階かに明度を分ける。色の明度を高くしていくと白に近づき、明度を下げていくと黒に近づく。1つの純色が、無限の明度変化を持っている、ということ。デジタルでは、そのチョイスが簡単にできるが、油彩画の場合は、自分で色を作らないといけない。色の明度を変化させる、ということを常に頭に置いて置く。デジタル作画では、純色を使うことが少ない。これが、バルールの秘密。1色だけで、幅広い色の変化を生み出すことができる。それを可能にするのが無彩色との組み合わせだ。カラーサークルではなく、カラーサークルパレットがポイント。カラーサークルだけだと明度変化が含まれない。重要なポイントは、色の明度変化だ。補色にしても、そこに明度変化が加わると、非常に複雑になってくる。純色の補色と、明度変化を加えた補色では、印象がかなり違うのだ。補色で、明度を合わせる、逆に明度を対比させる、など、補色でありながら、合わせたり対比させたりもできる。同系色でも明度の違いで、印象は、かなり変わる。緑系の風景の場合も、彩度の変化、明度の変化を加えることで、緑の変化の幅が大きく広がる。統一感を保ちながら、変化を加えることができる訳だ。カラーサークルパレットを常に頭に置きながら、色選びをすると良いと思う。色の変化には、色相の変化、彩度の変化、そして、明度の変化があるということ。これが色の基本。
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