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2025年10月25日09:12

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初心者のための油彩画入門、油彩画、今昔と色の話し

初心者のための油彩画入門 油彩画、今昔と色の話し
 油彩画で、おかしくなってしまう要因の1つに情報過多がある。例えば、現代アート的な視点から油彩画を語ると、方向性そのものがずれてしまう。別物になってしまうのだ。初心者の油彩画のキメラ化が、迷走の原因になっていたりする。油絵具とアクリル絵の具を混同したりする場合もある。ただ、現状、変化している場合もあるので、変えることも必要にはなる。例えば、キャンバス、昔は、油性キャンバスだけだった。今は、アクリル油彩兼用キャンバスが主流。張りキャンの多くが、それだ。油性キャンバスと何が違うのかというと、地塗りが油性か、水性かの違い。油性の地塗りのキャンバスは、アクリル絵の具は使えない。だが、水性下地のキャンバスでは、アクリルも、油絵具も使える。アクリル絵の具は、どんなものにも描ける訳ではない。一応絵の具は、乗るが、条件によっては剥離することもある。昔は、油性キャンバスにアクリル絵の具で描く場合、キャンバスをサンドペーパーで擦って荒らしてから描いていたが、それをするなら、キャンバスの裏にジェッソを塗ってアクリル絵の具で描いた方がまだましだ。油彩画での割れや剥がれは、部分的に起こる。全てがガサっと剥がれる訳ではなく、部分的にひび割れて、部分的に剥がれてくる。つまり、しっかり食い付いている部分もある、ということ。これが起こると修復が大変。例えば、ジンクホワイト。昔は、ホワイトと言えばジンクホワイトを使っていたが、金属石鹸化して剥がれることが分かり、下層では使わなくなった。離型剤のような役割をしてしまうのだ。昔は、使っていたが、今は、NGということもある。混色制限も、顔料の精製度が上がり、混色制限がなくなった絵の具もある。また、重金属を使った合成顔料の絵の具を避ける人もいる。これは、好みだが、アースカラーを中心に絵の具を使っている画家もいる。油彩画に統一感を出すための1つの手法だ。合成顔料の絵の具は、非常に鮮やかだが、他の絵の具と合わせるのが難しい。色の主張が強過ぎるのだ。それが綺麗だと思い込んでいる人もいるが、色の美しさは、そう単純なものではない。現代だからこそ、アースカラーをメインに使う、ということになる。派手ではないが、なかなか深みのある作品に仕上がる。このシリーズでも、何度も取り上げているが、グレーを使いこなすことも大事。グレーは、無彩色。無彩色は、どんな色とも合わせられる。油彩画の場合、グレーに、ほんの少し、色を加える。赤い服や赤い花の場合、バックをグレーにする。その際、補色になる青系の色をほんの少しグレーに加える。また、同一色相の赤系の色を少し加える方法もある。明度の対比だけではなく、色相を変え、明度は同じにするのも、1つの手。明度で統一感を出す訳だ。そこに、無彩色を加えて、バリエーションを増やす。グレーを使う場合のコツは、自然な変化だ。極端な変化もインパクトはあるが、基本は、自然な変化。黒と白の対比を使う場合は、それぞれの面積比がポイントになる。黒と白のコントラストは、具象絵画でも割と多く使われている。無彩色なので、色の対比よりは収まりは良い。そこにグラデーションを加えて変化を出す場合も多い。ピンクと、グレーのグラデーションの組み合わせも、なかなか美しい。ピンクの花や、服装にグレー系のグラデーションのバックという感じだ。そのグレーに、ほんのり青系やグリーン系の色味を乗せる。夕景などでは、統一感を出すために、同じ色相の色味で合わせる場合も多い。夕景に、鮮やかな青は、合わない。そんな時は、青にグレーを混ぜて、彩度を落とす。また、紫系にして、暖色との相性を良くする。寒色や暖色と中性色の組み合わせだ。そこに無彩色も加わる。色の組み合わせを考える場合、無彩色は、非常に重要になってくる。
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