mixiユーザー(id:8077411)

2025年10月17日16:20

18 view

短歌

とりにくになるまでとりは考える かみさまだけが泣かずに見てる #短歌



ふりかけをかけた部分が残ってる冷めたごはんに熱のかたちが #短歌



自らの重みに耐えて咲く花はきれいだねって話ずれてく #短歌



信号の赤がゆっくり沈むころ朝と夜との境うつろう #短歌



謝ってほしいを脱いで朝が来る 母の笑顔の所在わからず #短歌



雨だから帰るね 君の言葉だけ傘に触れでは落ちていきます #短歌



臍の緒を探すでもなく雨を見て帰れぬ家の灯りを思う #短歌



つめたい手ハンドルに添え風になる 急ぐと言って誰を持たせる #短歌



両翼をもがれた夜の鳥のこと 公園にだけ朝は来ぬまま #短歌



また寒い怒ってみてもなお白く 息のかたちが夜にほどける #短歌



お別れね桜の下でくちびるをはなふぶきとも思いあぐねて #短歌



塞がれた風の通りにたまる息 誰かの血にも似たぬくもりが #短歌



願いごと落としたままで電車ゆく あとひと駅の灯を見つめては #短歌



半袖とダッフルコートに挟まれて呼吸の仕方を少し忘れる #短歌



ヒールとは赤い記憶がこびりつく 飴と蟻とが終わるかたちで #短歌



コタツカラオケルールの見える足だけが赤くて議論のあとに沈むゆでだこ #短歌



蛍光の街にまぎれて息してる過剰の果てのただの人間 #短歌



塩対応な真理を抱きしめてパパ活終わる夜の哲学 #短歌



感情を抜いた声だけ流れてく夜の冷蔵庫ひらくみたいに #短歌



標識を見上げたままの恋だった 歩道の雨に文字が流れる #短歌




★




0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2025年10月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

最近の日記

もっと見る