mixiユーザー(id:6486105)

2024年08月14日20:21

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アップ・デートができないのか、したくないのか。

 8月14日水曜日。
 パリ五輪の開幕からこのかた、日中は灼熱地獄の晴天続きで、バケツ畑のトウガラシは日に日に弱っている。強烈な直射で葉も茎も萎れ、花が咲いても実にならない。私の場合はお遊びだが、野菜を育てている専業農家はたいへんなことだろう。昨日、クロネコヤマトの配達員が石段を上がる途中で、貧血でも起きたかのようにしばしの間、立ち止まっている光景を偶然目にした。
 今日も午後から私のクーリングシェルターである図書館へ。閉架に所蔵されている専門書を3冊、出してもらい、閲覧室でざっと目を通す。昭和5年から20年までの15年戦争時、神格化した天皇をいただく神道とはそもそもどういった教えなのか? 江戸時代から隆盛になった民間信仰・富士講の実態とは? 詩人と直接的間接的に関わっている世相ゆえ、基礎知識として押さえておく必要がある。
 1時間ほどぱらぱらと本をめくり、『国家神道と民衆宗教』『富士浅間信仰』の2冊を借り受けることにした。帰宅後、付箋を貼りながら読み進めた。
 夕刻、テレビでニュース番組を見ていると、しみじみとアップ・デートしていない自身の頑なさに直面する。
 今週はどこのチャンネルでも、東京駅のお土産や駅弁を取り上げていて、どの新スイーツや贅沢弁当を見ても、私とはリンクしない。インスタ映えするこじゃれた洋菓子やカリスマユーチューバーが一押しの弁当。お刺身と酢飯をミルフィーユ状に透明容器に詰めた海鮮丼を試食する食レポのアナウンサー、その「ミルフィーユ」を購入した客。そんなまがい物が2500円とそれなりのお値段で、(昭和の人間からすれば)バカみたいに思えるのだが、スタジオのMCも含めて「食べてみたーい」と賛辞を送っている。
 もし今の世の中にスマホがなかったなら、2つの意味で”進化”はなかっただろうに、と思う。
 ひとつは「なんでもかんでも見た目が9割」、もうひとつはネットの「ランキング」が評価のすべてというデジタル評価。この両者はとてもわかりやすい指標だ。
 Googleは神に変わる神である。何が可愛くて、何が流行っていて、何を買えばいいのか、スマホを使えば10秒で教えてくれる。寂しければスマホをいじれば暇は解消される。実際、アメリカでも日本でも国民皆ネット時代になって、宗教団体に属する信者数が半減した、という統計を見た。
 幸いにも私の周りには、自分と近い感性の人が数多くいる。だいたいが50歳以上だから、あと30年経ったらこの手のポストモダン世代が亡くなって、世の中がキレイに入れ替わる。
 今日の夜も、道の駅では規格外品の安いルッコラを直売所で買ったので、マヨネーズを少し添えてたくさん食べた。見栄えはイマイチだが、こんな夏野菜に癒される。
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