冒頭に
ルイーズ・ブルジョワ《カップル》が掲げられます。
このアーティストが生きたのは
キュビスム-シュールレアリスム-抽象表現主義-ポップアート-ミニマリズム
という時代。
「アートシーンは男性のものだった」
ため70代で漸くNY近美で個展と遅れた評価。
「デュシャンやブルトンは父親的存在であり、私は言うことを聞かない娘のようなもの」。
そこから
・20世紀欧米の美術を贅沢に俯瞰し
(セザンヌ、ピカソ、デュシャン、エルンスト、アルプ、フォートリエ、デュビュッフェ、ジャコメッティ、クーニング、ウォーホル、シーガル etc.)
・女性の美術家と彫刻
(ニキドサンファル、三島喜美代、草間彌生、塩田千春 etc.)
・身体という領土
(藤田嗣治、ピカソ、加藤泉、ミリアムカーン etc.)
・最後に高松次郎《影》
という展開です。
身体をテーマとしながら人物不在の
◆フェリックス・ゴンザレス=トレス
《無題(ラスト・ライト)》
と
◆ブブ・ド・ラ・マドレーヌ
《人魚の領土-旗と内臓》
が向かい合うコーナーがよかった。
5月6日まで。
高松次郎の《影》はいつもミュージアムショップの横にあったのですが
中之島美術館との高架橋を建設するため、工事の振動を避けてB2展示室に移動したとのこと。
2つの美術館が繋がるのですね。それはそれは。
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