開幕試合は早稲田実と広島国際学院。ともに初出場。高校サッカーの開幕試合は東京代表といつも決まっている。そして早実となれば野球でもおなじみで大勢のファンが応援スタンドを埋め尽くした。
試合開始早々から早実は積極的に攻めた。GKとほぼ1対1となるような場面もあったがファインセーブされると徐々に試合は広島国際に支配されていく。そして広島国際は左サイドからのスローイン。ロングスローと思わせて近くの選手に渡ったボールはすぐさまゴール前のクロスボールとなって野見君が頭で返して先制。
後半も開始5分で2本の枠内シュートを放った広島学院。左サイドからのクロスボールに3人が合わせてくる。1人目がスルー、2人目もスルー、そして3人目がシュート。これは惜しくもGK正面となったがゴール裏で見ていたボクの眼の前での重厚な攻撃に思わず声が出たほどだった。
そして2点目は右サイドからのロングスローに長谷川君が頭でコースを変えるとボールはゴールに吸い込まれサイドネットを揺らした。
ユニフォームは赤と青、時折「紺碧の空」も聞こえてくる中での試合。開始前からの応援合戦も大いに盛り上がった。
しかし早実は最後まで猛攻を見せたものの広島国際のDF陣の壁は厚く得点には至らなかった。東京予選では無失点で全国までやってきた早実だったが残念ながら2失点という完敗だった。
2023年12月28日 第102回全国高校サッカー選手権 1回戦(於 国立競技場)
広島国際2−0早稲田実
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