ヘル・レイザー

謎の箱を開けたことにより地獄が現出し、囚われた男。数年後、囚われた男の弟家族が旧家に引っ越してくる。引っ越しの際の怪我から血がしたたり、その血が囚われた男の肉体復活のきっかけとなる。弟の妻はかつて兄と関係していて、徐々に肉体を取り戻していく兄に協力して見ず知らずの男を殺害し、血を与えていく。やがて弟の肉体をのっとって復活した兄だが、娘の横槍によって謎の箱が開き、地獄から魔道士が現れる。
ホラー界の貴公子クライヴ・バーカーの監督デビュー作の３５年ぶりぐらいのリバイバル公開。高校生の頃に見たのだが、そんなに昔だったか。
ホラー映画ではあるものの、異世界との接点を描いたダークファンタジーでもある。この気持ち悪い世界観は嫌いじゃない。
ストーリーは世界観を描くための手段でしかないような。まあそれはそれでよし。
ハリセンボンのような剣山のような顔をした魔道士の造形も楽しいが、デブのサングラスも結構好き。
その後シリーズが何本も作られていて、２作目までは見ているが、その２作目はどんな映画だったかまったく覚えていないや。