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2023年12月01日22:58

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『正義のシンボル コンドールマン』

『正義のシンボル コンドールマン』(75) 全24話
川内康範三部作の三作目で、唯一の東映製作。たぶん一番パッとしない。ヒーローの設定がガバガバである。伝説の神獣ドラゴンコンドルとその子ゴールデンコンドル、人間の青年・三矢一心の三者が一体となったヒーローのはずが、進化した形態が元のゴールデンコンドルなのだ。

モンスターたちは1クールかけて日本ハンガー作戦を行う。食糧を買い占めて日本人を飢えさせる。わかりやすいが、13本もやるネタではない。プロットに変化が乏しく単調だ。少年ライダー隊の亜流みたいな組織が出てきて、ゴミ拾いのボランティアをやる。まあ子供に善行を勧めるのは良いことではある。

本作の唯一の見所は敵の造形だ。前半の司令官サタンガメツクは、負けた後地獄で苦しむ姿が見られる。ちゃんと死者の証として三角の布をつけている。
エンディングで有名なゼニクレージーや強烈な容姿のマダムバーベQとか巨大頭のマッドサイエンダーが印象深い。7話ダブルバットは潮健児が演じる。本作に勿体ない女性悪役の華が、一ノ瀬玲奈が演じるレッドバットンだ。素顔に赤い蝙蝠の紋様をメイクし、緑の髪と巨大な耳がキュートだ。色っぽくて可愛い。現代のコスプレイヤーにも負けない。

後半はオイルスネークの石油パニック作戦を経て、陸海空の汚染作戦が始まる。スモッグトン・ゴミゴン・ヘドロンガーの三人は良い造形だった。
ヒーローに明快な定番必殺技がないので、爽快感に乏しい。打ち切りに納得かなあ。★★★
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