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2023年12月01日10:27

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練習量と回路

練習量で培ったスキルは、簡単には越えられない
 ネット動画には、簡単に上手くなるとかのポップが目に付く。ポチッとな、を狙った戦略なのだろうが、実際、簡単に上手くなるなら誰も苦労しない。ゲームだろうが、お絵描きだろうが同じ。初期の段階というか、若い時の練習方に、量の練習がある。とにかく、練習しまくるというやり方で、効率が悪いように思う人も多いだろう。大人は、効率良く上手くなろうとするので、長時間の練習を好まない傾向にある。だから、簡単に上手くなる、とかのお題目に引かれるのだろう。ただ、それで、上手くいくことは、ほぼ無いので、実際は、それこそが時間の無駄になることが多いのだが、とりあえず、本当に簡単に上手くなるのかな、と思うようだ。魔法のようなやり方が存在するかも、と、考えてしまう。世の中には、天才的な人が存在して、プロの棋士と、互角に近い戦いをする小学生が存在したりする。若い頃のピカソなども、絵が上手かったので天才などと騒がれた。音楽でも、天才的な子供は存在して、今、小学生のバイオリニストが海外で話題になっていたりする。英才教育を受けた子供が、注目されるのは、いつの時代もそう。そのような子供を見ると、才能があれば簡単に上手くなると思ってしまうよう。残念ながら、実際は、そう簡単ではないのが実情。ちょっと考えられないぐらいの長時間の練習をこなしていたりする。あるバイオリニストが、語っていたが、基礎練習を寝ながらやっていたそうだ。基礎練習は、単調な場合が多く、眠くなるのだそうだ。それで、バイオリンを弾きながら寝てしまうのだとか。寝ていても、体は動いているので、バイオリンは、弾き続けている。脳の中に、自動運転のような回路ができていて、意識が無くても正確な運転ができたりする。暗算をしながら、別のことを考える、というのも、そのような仕組みによるよう。脳の中に、それ専用の回路が確立した場合に起こる現象だ。これを見た人が、どうも、簡単に上手くなる方法があるのではないか、と思ってしまうのかも。集中しないで、遊びながら、やっているように見えるからだ。回路ができてしまえばの話で、回路を作り上げるまでには、地道な反復練習を積み重ねるという段階がある訳で、それを、無視していたりする。どう考えても、簡単に、強固な回路ができる訳がないのだが。コツがあるかとしたら、この、脳内に、回路を作り上げる、ことだろうと思う。この回路を幾つか作り上げ、それを組み合わせて、より複雑な表現を創造する、ということになる。お分かりと思うが、ポイントは、この回路をどうやって作り上げるかだが、それを成しえるのは、反復練習だ。スポーツの場合は、その反復練習に耐えられる体が必要。体作りから始まる。体力作り、反復練習、応用練習と続く。ゲームでも同じだが、体の変調で、ダメになる例が結構ある。ゲームのやり過ぎで、腰を痛めたり、手を痛めたりは、良くある。目もそうだ。目がプルプルして、焦点が合い難いとか、絵画もそうで、長時間腕を上げたままで絵を描くので、背中や肩に負担がかかる。肉体が耐えられずに、長時間の練習ができない場合が、結構多いのだ。その前に、根気が続かなくなるのだろうが、この基礎訓練の段階で挫折していく人が、本当に多い。多くの人が、上手くならない理由の1つではないかと思う。簡単に上手くなるというお題目に釣られる人がそう。基礎訓練の重要さを知っている人は、そんなお題目に乗せられることはない。回路を作り上げるまでが大変なんですよ。
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