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2023年10月25日10:23

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クラシックアートとモダンアート アカデミックは、学問

クラシックアートとモダンアート 学問としての美術
 古典絵画時代のヨーロッパでは、画家は、徒弟制度に組み込まれていた。師匠のところに弟子として入り、手伝いをしながら、絵画の基礎を学んでいく。弟子の教育に熱心な師匠もいれば、自分の絵画制作に没頭する師匠もいた。レンブラントなどは、弟子の教育に熱心だったことが知られている。デッサン教室を開いて、弟子に指導していた。また、自分の作品を模写させての指導も行なっていた。模写を描かせてレンブラントが直接指導するため、非常に出来の良い模写が生まれ、レンブラントの真筆か、弟子の作品か区別がつかないぐらいだった。ルーベンスも多くの弟子を取っていたが、主にスタッフとして使っていた。ルーベンスが、下絵を描いて、それを弟子達が仕上げるやり方。そのため、ルーベンスの真筆が意外に少ない。小さな作品が高価だったりするのは、その絵画が、本人だけが描いている場合が多いからだ。モナリザなどがそうで、ダヴィンチ以外の手が作品に入っていない。弟子の手が入っている作品と、画家本人が1人で描いた絵画では、やはり価値が変わる場合がある。フランスに、絵画の美術学校ができたのは、17世紀頃になる。美術学校では、主に絵画の基礎が教えられて、徹底的にデッサンが叩き込まれた。コンクールがあって、合格しないと進級できないシステム。今でも、このスタイルの絵画教室も存在する。美術学校を出たからと言って、画家になれる訳ではなく、美術学校卒業後に、職業画家の弟子となり、実際の作品制作のノウハウを教わっていた。美術学校は、画家を育てる学校ではなく、研究であったり、基礎を学ぶところであり、卒業したからと言って、画家としての活躍を約束されている訳ではない。これは、現代も同じ。フランスの美術学校では、主席の卒業生は、ローマに留学できた。フランスの美術学校を卒業した後に、ローマに留学して、さらに絵画を学ぶ。卒業後に職業画家としての、さまざまな技術やノウハウを改めて学ぶことになる。美術館も、基本的には、美術の研究や保存、修復、展示が目的で、職業画家の育成とは、直接関係がない。学問として美術を学ぶ、または、研究することが主な目的だ。美術学校の中には、職業画家の育成を目的とした学校も存在するが、大学ではない場合が多い。医者の場合も同じで、大学の医学部で、基礎を学び、インターンとして、実際の治療を病院で学ぶ。技術を伴う職業では、学歴だけあっても通用せず。実際の技術を実践の中で学ぶ必要がある。学校卒業後も修行が続くのが普通だ。
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