先週は法政に勝った東大。対する立教は部内の問題に揺れている。第1試合で大勢集まった明治のファンも残って東大の応援に廻る人が多かった。
東大の先発は法政戦で完投勝利を挙げた松岡君。打たれながらも踏ん張った。3回まで毎回の4安打を浴びたが大井君の1塁ライン際の強烈なゴロをさばき、別府君は左中間を破らんかという打球をダイビングキャッチして無得点。
東大が善戦するパターンだ。投手と守備がかみ合って下手をすれば大量失点という場面を無失点に凌いでリズムに乗っていく。立教は3回に鬼頭君と平野君のタイムリーで３点を先制し４回にも鈴木唯斗君の本塁打で４−０としたが、その裏の東大も山口真之介君と酒井捷君の２塁打で１点を返し立教のエース池田君をマウンドから降ろすとさらに内野ゴロで４−２とした。
法政からの勝利を知るファンたちはさらに大きな期待が膨らむ。しかし・・・
７回、松岡君は２死から平野君に２塁打を許すと柴田君の打球は強烈な３塁ゴロ。しかし東大の内田君ははじきながらもボールを拾った。１塁には十分間に合う。だが、この送球が逸れて２塁走者が生還、打者走者も２塁へ進んだ。チェンジだった。２点を返して意気上がる場面だった。その後松岡君は連続四球と連打でこの回４点を失い次の回には代打が送られた。０点で終わっているはずのイニングだった。エラーが出ても１失点で凌ぎたかったイニングだった。
東大は８回にも１点を失って９−２で敗戦。今季２勝目にはならなかった。だが立教を大きく上回る応援団が駆け付けた東大。明日は２回戦。４年生にとっては最後の試合となる可能性もある。悔いのない戦いを期待したい。
2023年10月21日 東京六大学野球秋季リーグ戦 第7週1回戦（於 明治神宮野球場）
立教
000 314 010 = 9
000 020 000 = 2
東大
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