mixiユーザー(id:5462733)

2023年09月03日15:32

69 view

悪魔のZ

悪魔のZ
 旧車が人気で、その動画を漁っていると、悪魔のZが、時々出てくる。Zつまり、フェアレディZ、海外では、ダットサンで売られていた。フェアレディZは、人気の旧車で、走る状態なら1000万以上、レストア必要な車体でも数百万、もう、信じられないぐらいの価格になっている。あの、フェアレディZの中古車が1000万を超える。それが、今の相場だ。悪魔のZは、実際の車ではなく、湾岸ミッドナイトという漫画に登場するチューンされた車だ。大雑把に言って、車重は、1トンを切り、馬力は、600馬力オーバー。悪魔のZは、アキオの愛車となり、ポルシェと、湾岸でバトルを繰り返す。もちろん曰く付きの車で、色々と問題が発生する。非常に面白い漫画で、アニメにもなっている。悪魔のZに、取り憑かれたアキオ。悪魔のZを解体所で見つけ、手に入れたアキオだが、出席日数が足りずに高校留年、何をやっていたかというと、バイト三昧。バイトで稼いだ金を全て悪魔のZに注ぎ込んでいたのだ。夜な夜な湾岸を走りバトルを繰り広げていく。
 悪魔のZは、1トンを切る軽量の車体に3000ccの排気量のエンジン、ターボで600馬力にチューン。性能は、時期によって変わるので、大雑把な目やす。一見、とんでもない速さの車と思われるだろうが、こんな車、まともには走らない。これに近い性能の車が、ラリーのグループBだ。1トンを切る車重に、500馬力オーバーのエンジンを乗せて、公道を走っていた。グループBのカテゴリーは、人気があって観客は熱狂していたのだが、プロのラリードライバーでさえ、グループBの車を扱えるドライバーが少なく、観客を巻き込んだ事故が起き。ドライバーとコ・ドライバー共に事故死するという悲惨な事故を何度か起こし、グループBそのものが消滅。グループBは、カテゴリーごとなくなってしまったのだが、実は、その後継カテゴリーとして、グループSが用意されていた。そのグループSに、投入すべく用意されていたのが、トヨタの222Dという車だった。知っている人は知っているという、非常にマニアックな車。グループBを超える性能の車として準備されていた車だけあって、悪魔のZに、最も近い性能ではないかと思う。悪魔のZは、WRCの幻のカテゴリー、グループSに匹敵する性能の車ということになる。普通の市販車で、敵うようなレベルの車ではない。
 グループBは、ラリーゲームなどで、良く収録されていて、DIRT RALLY 2.0にも、収録されている。グループSは、ローブラリーで、別途購入になっていた車だ。グループBは、ゲームを買えば走らせることができる。昔のドッカンターボで、高回転域では、抜群の速さを誇るが、低回転域ではスッカスカ、トルクがない。パワーバンドを外すと、走らない車だ。常にエンジンを回し続け、パワーバンドを外れない様にコントロールする。アクセルを踏んだまま、左足ブレーキで減速するスキルも、エンジン回転を落とさないための手段だった。アクセルを踏んでいるので、左足ブレーキを戻すと、素早くエンジンが吹け上がり、低速域のもたつきを解消できたのだ。今は、低速域でも、トルクのあるターボが作られているが、昔は、高速に振り切るエンジンしかなかった訳だ。悪魔のZも、この弱点を持っていた。もう1つの特徴が、キャブレターだ。今の車には、キャブレターがない。キャブは、エンジンに噴射する燃料の量を調節する装置で、昔のエンジンには、付いていた。そのキャブの調節で、エンジンパワーも大きく変わったのだ。キャブの調節は、簡単にいうと、締め込んで、燃料を少なくすることで、パワーが上がった。不思議に思うかもしれないが、キャブは、噴霧器の様な装置で、燃料を細かな霧状にして燃焼室に噴射する。キャブを開けると、この霧の粒が大きくなって完全燃焼しなくなる。霧状の燃料の粒を、できるだけ小さくして噴射するために、ギリギリまでキャブを閉めていく。キャブを閉めていくとエンジンの音が変わっていく。最適値を出した後、キャブを少し戻す。ここがミソで、キャブを戻して燃料を少し増やすことでエンジンのトルクが増した。この微妙な調整でエンジンの状態がかなり違ったのだ。ベストではなく、ベターを目指す。ドラテクでも、マージンを常に確保するのと同じ。タイヤのグリップも同じで、100%使い切るのではなく、少し余裕を持たせる。少し持たせる余裕の量によって、ドライバーの力量に差が生まれる。グループBなどでは、少しのマージンなど一瞬で消えたりするので、大事故につながったのだ。当時のグループBが、やばかったのには理由があって、無理からパワーアップしたエンジンだが、シャシー剛性が、そもそも、その馬力に耐えられない。その上、極端な軽量化の上に、エアロがあまり効かない。結果、高速で車体が浮いてしまう。コーナリング時も同じで、ステアが効かず、アンダーが出たり、RWDだと、リアの浮きが激しくて、急激に横滑りを起こしスピンする。F1からエアロパーツを抜いた様な車という感じ。Zの場合、リアウイングがないので、直線ではスピードが出るが、コーナリングでは車が浮く。あの車体の形状で、600馬力オーバーは、そもそも無理ゲー。車重が1トンを切るのも悪影響が大きい。軽過ぎて、これまた車体が浮く要因になる。ちょっとした段差で車が跳ねてしまい、ステアもブレーキも効かない状態になる。路面の凹みも、厄介で、一瞬トラクションがゼロになった様な感覚になる。もちろん、ステアもブレーキも効かなくなる。車が浮いているからだ。軽量だと速いのは確かだが、軽量ゆえの扱いの難しさも生まれる。公道を走る場合は、車重1トン、馬力は、300馬力から多くても400馬力。雨など、さまざまな環境の変化を考えて、300馬力が使い良い馬力だろう。1トン300馬力は、コーナリング、直線のスピードのバランスが良く、トータル的に速い車になる。悪魔のZは、昔のドッカンターボの直線番長で、コーナリング時に、フロントのグリップが失われ、アンダーが出てしまい事故につながっていた。










0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年09月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930