ｶﾞｳﾃﾞｨ

噂通りの激混み。何故?

ｶﾞｳﾃﾞｨとｻｸﾞﾗﾀﾞ・ﾌｧﾐﾘｱ展
@東京国立近代美術館

ちくまﾌﾟﾘﾏｰ選書の『ｶﾞｳﾃﾞｨ』を思い出しながら鑑賞しました。

【展示構成】
第1章 ｶﾞｳﾃﾞｨとその時代
第2章 ｶﾞｳﾃﾞｨの創造の源泉
第3章 ｻｸﾞﾗﾀﾞ・ﾌｧﾐﾘｱの軌跡
第4章 ｶﾞｳﾃﾞｨの遺伝子

もちろん主眼はｻｸﾞﾗﾀﾞ・ﾌｧﾐﾘｱですが、
ｷｬﾘｱの出発点となった
◆ﾊﾟﾘ万博のｸﾒｰﾘｬ革手袋店のｶﾞﾗｽのｼｮｰｹｰｽ
が、ご自身の手によって名刺の裏にｽｹｯﾁされているのがよかった。
鏡で名刺表面も見られるようになっていたのはｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ。お洒落な字体です。

初期の
◆ﾌｨﾝｶ・ｸﾞｴﾙのﾄﾞﾗｺﾞﾝの門や換気塔
◆ｶｻ・ﾋﾞｾﾝｽの棕櫚の鉄柵
はやっぱり素敵。

肝心のｻｸﾞﾗﾀﾞ・ﾌｧﾐﾘｱについては
飾り彫刻の模型や試作を興味深く見ました。


実際にはこんな距離で見られませんものね。
そうした意味では、NHKの映像も相変わらず優秀でした。
夜にﾏﾘｱの塔に光が点るところなど、感激的！

また丹下事務所のﾓｰﾄﾞ学園ｺｸｰﾝﾀﾜｰや
SANAAの宮古島みんなの家
磯崎新の上海ﾋﾏﾗﾔ芸術ｾﾝﾀｰ
等、日本人の建築家も広く影響を受けているのですね。

「生命ある造形のﾋﾞｼﾞｮﾝ」かあ。

9月10日まで。
https://www.momat.go.jp/exhibitions/552


常設では2階の小林正人が嬉しかった！