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2023年04月02日06:24

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ダムタイプ

図録を買いました。
最近はあまり買わないのですが
ヴェネチアビエンナーレ大成功おめでとう!ですもの。

第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展
日本館展示帰国展 
ダムタイプ|2022: remap
@アーティソン美術館

2月に始まってから絶対に来なくてはと思っていた凱旋展。

会場階に着くと 入口からもう暗い。
光と音のインスタレーションですからね。
会場全体が大変暗い。

展示スペース中央には囲われた白壁が設置され
その外に1ダースほどの小さなスポットライトが散在しています。
それが照らすのは華奢な台に載ったレコードプレーヤー。
フォト


透明なレコード(!)盤の落とされた針から微かな音が流れます。

鳥の声、あるいは街の喧騒、階段を昇る音、アザーン…

よく見ると回転するレーベルに地図と都市名が記されています。
東京、NY、リオデジャネイロ、レイキャビク、ロンドン、トールドペイル、エトナ山、テヘラン、チェンマイ、ケープタウン、台北、メルボルン…

そして壁の中のスペースに入ると、
1.6mほどの高さにデジテルな赤い文字が右から左へ走っていきます。
直前に見てきた宮島達男の続きのようでもあり。
フォト



ただし結構なスピードなのでよく読み取れないうちに文字は崩壊して消えていきます。
処々に立っている棒状のスピーカーからもれてくる声や音。

ふと気づくと中空に四角い光るものがありました。
近づくと抽象的な光の映像が真下の床に置かれた鏡に投影されています。
フォト


これが本当に素敵。
25分ほどの映像を繰り返して見てしまいました。


5月14日まで。
https://www.artizon.museum/exhibition_sp/dumbtype/

*****

収蔵作品展は
『アートを楽しむ』。
Section1・肖像画のひとコマー絵や彫刻の人になってみよう
Section2・風景画への旅
Section3・印象派の世界を体感する

2、3についてはA420ページ・カラーの冊子が配布されています。
またカイユボットの絵にちなんで19世紀のグランドピアノが出ているのもいい雰囲気でした。

最後の特集コーナー展示は 
画家の手紙

最近収蔵した(石橋財団ほ本当に資金が豊かですね)
安井曽太郎の絵に描かれた古陶の「皿」の桐箱から12通の葉書が出てきたことが契機になっています。

佐伯祐三がパリで「アカデミック」から脱しようともがいていた頃の絵《休息(鉄道工夫)》がよかった。

こちらもA6・16ページ・オールカラーの冊子つき。
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