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2023年03月19日00:39

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オットーという男

独り身で初老の偏屈なオットーは会社でも煙たがられ買物の際に店員からも避けられる。人員整理のため会社を辞したオットーは近所をパトロールしては文句ばかり垂れている。そんなオットーの家の向かいに陽気なメキシコ人家族が越してきて何かとオットーの世話になる。自殺しようとしていたオットーはメキシコ人家族に邪魔されるのだが、妊婦でもあるメキシコ人妻と交流するうちに生きる意味を見出していく。
トム・ハンクスが初めて嫌な奴を演じる、という触れ込みの人情喜劇。思った通りにトム・ハンクスは嫌な奴になり切れない。元々いい人だったのがいろいろあって偏屈になっていったのだが、根底のいい人という部分はそう簡単に揺るがない。トム・ハンクスのパブリックイメージ通りのいい映画だった。
若い頃のオットーを別の役者が演じていて、年を取ってもトム・ハンクスにならないよ、と思っていたら何とトム・ハンクスの息子が演じていた。似てねー。
監督のマーク・フォースターは人情劇もサスペンスもファンタジーもゾンビ映画も007も演出してしまう才人。映画監督として注目されることはほぼないけど、マーク・フォースター監督作であれば見る価値はある。この人はもっと注目されてよいと思うのだが。

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