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2022年11月04日23:51

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20年ぶりくらいの中目黒

 本日は芝居(マチネの部)を観るため、中目黒へ行った。横須賀線+東横線で、乗車時間は片道で正味50分。実際は乗り換え時間や電車待ちがあるので、1時間15分くらいかかる。
 電車の中ではたいてい紙の本を読む。スマホを取り出してサッカーの記事を読んだりすることもあるのだが、相変わらずスマホというデバイスをどこかで蔑んでいる。さらに、社会(や個人)と繋がっていないという状態が私には好ましいので、出来ればノー・スマホ生活に戻りたいとさえ思うこともある。いや、最近は支払いでも楽天ペイを使うことが増えて、手放せないのだが(笑)。
 往復で100分の乗車時間。本に集中してしまうと乗り過ごすので、実際の読書時間は70分だった。今日持参していた本はひろさちやの『奴隷の時間 自由な時間』(朝日新書)で、150ページまで読めた。目次等があるので70見開きということになる。つまり1見開きでぴったり1分だった。
 以前、友人から「風は読書スピードが速いから読書が愉しいんだよ」と意外なことを言われたが、私は日本人のちょうど真ん中くらいだと思ってる。
 仏教学者のひろさちやがこれほどに自民党政権や言うに及ばず現代の資本主義を嫌っているとは想定外だった。生活のための仕事に没入することを美化することで成り立つ日本社会は、キリスト教や仏教の教えからしても畜生に近いとまで批判していた。
<人間が人間であってこそ、人間らしい心を持つことが出来る。
 仏教では、貪・瞋・癡(とん じん ち)の三毒と言っています。貪はむさぼり、瞋は怒り、癡は愚かさで、これが三大煩悩であって、人間らしい心を害するものです>
 平明な言葉で資本主義に犯された人間の愚かさを説きながら、時々、こうした仏教の教えを加えるというスタイルは、仏教徒の自分としてはとても身に沁みた。あと50ページで読了してしまうが、読み終わったら今度はノートを広げて、あらためて何カ所かメモを取りながら読もうと思う。
 観劇のあと、30年来の友人とナカメ駅前のカフェで待ち合わせ、そこそこにオシャレなカフェで話し込んだ。芝居の2時間、会話の2時間とも至福の時で、敢えて仏教用語で言うと和敬静寂って感じか。いや、意味が違っているかも。仏教をちゃんと学んだことがないし。
 芝居についてひと言の感想。
 病院の大部屋で繰り広げられる人間群像劇なので、梗概を書くのが難しいくらいのストーリー。映画でも同じ趣味なのだが、日常の100コマ200コマを穏やかに構成した地味な作品というのが本当に好きなので、好みのどんぴしゃだった。
 帰宅したらDMに混じって一枚のはがきが届いていた。私が6月に出したはがきの返信のようだが、国会議員を再選したのに根本はまだまだ律儀なんだなあと感心。どうして彼女が維新所属なのか、まったく解せない。
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