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2022年10月16日05:30

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神宮スズメの独り言2022秋〜39〜もやもやした敗戦

今日の第1試合は慶應が勝った。ともに勝ち点を一つずつ落としている早稲田と立教。その中でともに勝ち点は3ながら無敗の明治と2敗している慶應とではどっちの勝ってほしいかは明瞭だ。そしてその早立の思い通りに慶應が明治に勝った。

ということはわずかではあるがまだ優勝の望みがあるこの早稲田と立教のカードはより盛り上がる。

早稲田は加藤君、立教は荘司君と両エースの先発で始まったこの試合は序盤から淡々を試合は進んだ。初回は互いに三者凡退。2回表の早稲田は先頭の蛭間君が四球。送りバントと吉納君のタイムリーで幸先よく早稲田が先制するが、3回の裏の立教は1死から宮崎君の2塁打に柴田恭佑君の3塁打が続いて同点。しかしこの1死3塁から立教は追加点が奪えない。

両投手の好投はこれから続く。荘司君はこれから7回まで被安打は1、それもエラーと記録されてもおかしくない安打だった。一方の加藤君は1失点に抑えていたが、7回連続三振で2死とするもなんと投手の荘司君に左中間の深いスタンドに放り込まれた。

1−1と息詰まる投手戦から相手投手に本塁打を打たれて1点をリードされた加藤君。その動揺は明らかで続く1番の宮崎君には四球を与えた。

もうこれで何度めだろうか。早稲田の小宮山監督はマウンドに脚を運ばない。もちろん小宮山さんがそういう監督であることは神宮のファンはもちろん早稲田の選手だって誰もが知っているはずだ。だったら捕手の印出君や主将の中川君がタイムをかけて一息入れてもいいはずだ。しかしそれもない。いや早稲田はそんなことをすればなおのこと監督のお怒りを買うのだろうか。

ボクは覚えている。4年前の甲子園で大阪桐蔭が春夏連覇を成し遂げた試合だ。全国の高校野球ファンを敵に回したような金足農との決勝戦。試合は大差をつけて大阪桐蔭が勝ったが、最後のスタンドへの挨拶を終えた大阪桐蔭の主将だった中川君はその場で泣き崩れた。

自身のミスで前年の春夏連覇を逃しながら、主将に抜擢されての栄誉。彼の存在感は甲子園では抜群だった。しかしそんなキャプテンシーも今の早稲田では感じない。

加藤君はその後柴田恭佑君に安打を打たれて交代が告げられた。

早稲田はしかし8回表に同点に追いつく。先頭の生沼君の打球は三遊間を破るかという打球に立教の井上君のファインプレーでアウトにとる。だが四球と安打で1死1・3塁。そして熊田君の内野安打で1点を加え同点。さらに続く松木君の打球は1塁を襲う強烈なライナー。これを立教の柴田颯君が好捕し併殺に取った。

荘司君は1点を失っただけではなく3つのアウトは野手の超ファインプレーで助けられた。本塁打を打って勝利に向けて力んでいたのかボールも150キロ超を記録したがともに頭の高さにいった上ずったもので投手としては限界に近づいていることはスタンドからも分かった。立教には沖君という抑えの投手がいる。9回の裏に打順が廻ったところでさすがに代打かと思ったがなんと打席に立ち延長となった10回表も続投だった。

そして先頭打者を四球、送りバントのあと山縣君の2塁打と代打の三宅君の安打で2点を挙げた。早稲田。慌てて立教は沖君をマウンドに送り後続を断ったがその裏の立教は早稲田の伊藤樹君の前に3人で攻撃を終えた。

立教はこの試合に勝ちたいというよりも荘司君の延長戦での完投勝利をさせたいという試合の作りだったように見える。優勝の可能性を残す立教。明日は池田君で必勝態勢を期するとは思うが、なんとなくもやもやした敗戦だった。



2022年10月15日 東京六大学野球秋季リーグ戦 第6週1回戦(於 明治神宮野球場)
早稲田
010 000 010 2 = 4
001 000 100 0 = 2
明治

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