mixiユーザー(id:21651068)

2022年09月18日08:01

48 view

アンディ・ウォーホル

『最後の晩餐』はシリーズから『ビッグC』が来ています。
素晴らしい。

アンディ・ウォーホル・キョウト
@京都市京セラ美術館

2年間開催が延期された展覧会。

・アンディ・ウォーホル『ぼくの哲学』(新潮社)
・宮下喜久朗『ウォーホルの芸術』(光文社新書)
を読み
・Netflix『アンディ・ウォーホル・ダイアリーズ』全6シリーズ398分を視聴して臨みました。

巡回がありませんので混雑を予想して初日です。

時間予約制ですが、事前に満席となった時間帯でも当日券を販売していました。
また、作品は全て撮影が可能です。

【展覧会構成】

1.ピッツバーグからポップ前夜のNYへ
2.ウォーホルと日本そして京都
3.『ポップアーティスト』ウォーホルの誕生
4.儚さと永遠
5.光と影

作品は全てピッツバーグのウォーホル美術館のものです。

【私的見所】

1.今何故アンディ・ウォーホルか
1928年生まれのウォーホル、メモリアルイヤーでもないのに何故という疑問は誰しも抱くところ。
京都市美術館がリニューアルオープンするときにはもう決定していたこの企画、リニューアルの目玉の1つであったのかなと。

ウォーホルは1956年と1974年の2回の来日でいずれも京都を訪れています。
彼が生涯にわたって「なんでも関連のものを統一された箱に入れてとっておいた」性格から
当時の旅程表から貰ったパンフ、スケッチなどが公開されたのも珍しい。
生け花から制作されたドローイングシリーズは初見でした。
フォト



2.商業デザインの作品
ハーパーズバザー等のファッション誌に使われた「ブロテッドライン」が堪能できます。
初期の作品ではありませんが後の《CHANELNo.5》のロゴも素敵でした。
ウォーホルはフォント処理もセンスが神ですね。
フォト



3.インスタレーションと映像
1966年のレオ・キャステリ・ギャラリー《シルバー・バルーン》の再現が体験できるとは思わなかった。
その他《チェルシーガールズ》のような映像作品も見られるし
制作風景の映像や
亡くなる数日前、1987年2月17日のファッションショーに出演した際の
マイルス・デイビスとのツーショット映像が拝めて嬉しかった。

4.後期作品
《キャンベルスープ》《フラワー》《マリリン》《エルビス》でない
銃撃事件(1968)以降の作品が見どころです。
・《カモフラージュ》の大型作品
・当時は評価されなかった
《シャドウズ》シリーズも表面にダイヤモンド粉末が撒かれてきらきらと美しい
・なんといっても1番は大作
《最後の晩餐 ビッグC》。
22パターンの作品がある同シリーズでよくこちらを持ってきてくださいました。
ウォーホル最後のシリーズ。
AIDSの恐怖が蔓延し恋人を失った彼が、最初に彼の個展を開いてくれた画商イオラスから依頼されて制作。
ミラノの御披露目のオープニングに病院から駆けつけた画商はその後疫病で死亡…
作品にまつわるストーリーを抜きにしてもドラマチックな作品です。
心から感謝。
フォト



【グッズ】

トートバッグが多種あります。ポストカードより多いくらい。

そして地元京都の企業とのコラボ商品が5つ。
・鍵善良房の落雁(フラワー)
・聖護院八ツ橋の生八つ橋(生け花シリーズ)
・村上開新堂のクッキー缶(ピエールおじさんに似ている猫)
・一澤新三郎帆布のトートバッグ(ハイヒール/最後の晩餐)
・よーじやのあぶらとり紙(孔雀/妖精/キューピッド)
・象彦のペア椀(ハイヒール)と宝石箱(フラワー)
・松井酒造の日本酒(フラワー)

松井酒造から社員さんが来ていました。初日だからでしょうね。
他の案内をいろいろ訊かれていてお気の毒。

村上開新堂のクッキー缶が展覧会2時間未満で完売していたのは流石というべきか。

2月12日まで。
https://www.andywarholkyoto.jp/

2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する