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2022年08月27日22:03

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地球がまわる音を聴く

ロベール・クートラスが出ているというので行きました。

地球がまわる音を聴く
〜パンデミック以降のウェルビーイング〜
@森美術館
フォト



展覧会タイトルはオノ・ヨーコの『グレープフルーツ』という詩集(原本は1964年に500部だけ出版)によるもの。

"太陽を見つめなさい。それが四角く見えるまで"とか
命令口調で詩的な言葉を並べています。
タイトルも本来は"地球がまわる音を聴きなさい"。
テキストもアートですね。

肝心のクートラスについては。
私は5年ほど前の大山崎山荘美術館とベルナール・ビュッフェ美術館以来です。
『ぼくの夜』469点一挙展示というものでした。
フォト


ただし惜しむらくは作品保護のためか展示が大変暗く、分かりにくい。
同じ空間にあったのがアールブリュットの金崎将司ということも
そういうくくりですか…という感じでした。

展覧会自体が「パンデミック以降のウェルビーイング」という
個人と社会のあり方を問い直すコンセプトですので
社会に背を向けて、極貧のなかで密かに拾ったボール紙に作品を描き続けたクートラスも1つの態度であるとは思いますが。
彼も引きこもりだったのかなあ。

メインビジュアルのヴォルフガング・ライプの《ヘーゼルナッツの花粉》は
うわーお、よくも集めたり!でしたし、別作品
蜜蝋の部屋《べつのどこかで》も微かに甘い香りの空間もよかったです。
《ミルクストーン》はほんとうに毎日牛乳を注ぎ替えているの?
(スタッフ泣かせじゃない?)

フォト

背景は金沢寿美《新聞紙のドローイング》
手前はモンティエン・ブンマー《自然の呼吸:アロカヤサラ》


11月3日まで。
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/earth/index.html

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