午後4時くらいから海辺の街は台風の影響で篠突く雨が降り、不意を突くような強風が舞っていた。
それから1時間後、郵便受けに入れられた夕刊を取りに玄関ドアを開けた。
こんな台風の日にわざわざ新聞なんか配達せんでもええのに、と思う。たかが夕刊である。朝日の読者にとって、夕刊は持続的な文化情報誌であって、時宜的なニュースペーパーではない。
昨日の新聞で社会面を読んだはずだが、覚えているのは「SNSや動画視聴、長いほど正答率が低く〜全国学力調査から明らかに:の一本だけ。ネット依存症の子どもは成績が悪いだろうとか、性格が偏狭になりがちだろう、なんて想像は容易だが、そのエビデンスが出ているってワケだ。私も読書時間がネット時間より短くなりつつあるので、お馬鹿な子どもたちのことを笑う資格はない。
今日の夕刊はじっくりと読んだ。ラテ欄まで読んだら、午後10時からNHKスペシャルで「新シリーズ太平洋戦争〜ミッドウエー海戦」が放映されることを知った。朝刊のラテ欄は読んでいなかったので、救われました。しかし、繰り返すようだが、新聞配達にせよ宅配便にせよ、私たちはあまりに厳し過ぎるのではないか? どんなことが起きようと時間通りに配れというのは、労働者の人権を無視した専横君主様でしかない。
この社会について日頃から「けったくそ悪い」(気分悪いわ、という意の関西弁)のは社会の不寛容さで、多少ヤンキーな芸能人が社会から逸脱した行為をしたら目も当てられぬ罵倒がネットに溢れたり、買い物ポイントの10点付け忘れくらいで店員を罵倒するのが正義であるみたいな輩がいたりというのは、自分みたいな不出来な人間からすると胸くそ悪いだけじゃなく、生きづらさを感じてしまう。一日一回の割でつまらぬミスをするのだが、そもそも自分も完璧主義な性格だったゆえ、ネット民のごとく自分を責めてしまう。
午後6時、iPhoneからけたたましい警告音が出た。私が住む一帯に土砂災害警報が出たからだそうだ。
午後7時半あたりから雨はほぼあがって、コオロギが鳴き始めた。
今日はどこへも出掛けていないので、歩数は2千歩しかない。身体に悪そう。
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