私にとっては言わずもがなの日常だけど、愛犬ラズリの世話は毎日欠かさずおこなっている。
夜10時前、お茶と少しのおやつを食べる習慣がある。その際、ラズリにはササミジャーキーやペット用煮干しを与えるのだが、時々は自分たちが食べているおやつを分け与える。犬にとってはよくないことだが、家の中で自由に動き回っている犬が食事時やおやつ時に食欲を刺激する匂いが漂ってくると同じものを欲しがるのは道理である。
昨夜はポテトチップスを10枚くらいあげてしまった。こういう場合、歯磨きをしてやる必要がある。ラズリの口をぐいっと開いて左腕を差し入れ、右手に持った歯ブラシで前後左右磨くのである。当然、ラズリは苦しいはずだが、歯磨きの意味を理解しているので耐えている。
でかい犬だから、がぶっと一噛みすれば腕の骨まで達する。が、そんなことは当たり前のことながら絶対にない。人間の女のほうが噛む確率は高いくらいに、犬というのは大人しいものだ。
餌やり、散歩、ブラッシング、時々シャンプー。そして毎日2回くらいはラズリの上にのしかかって頭を撫でてやったり、柔道の寝技のごとく押さえ込みにはいったり、頭突きをしたりして遊んであげる。いや、遊んでもらってる。
老犬になった。もうあまり目が見えてない。足腰も弱ってきて、段差のところで躓いたりすることがよくある。しかし、一度たりとも、泣き言を言わない。お腹をこわして腹痛があっても、じっと耐えている。
犬から学ぶことがままある。そして、介護も含め、深い付き合いが出来る。
世の中にはさまざまな楽しみがあって、犬や猫と共生するというのはとてもわかりやすい楽しみだとしみじみ思う。
繰り返しになるが、書くまでもないことだ。朝、起床して、トイレに行って、歯を磨いてというようなルーティンをわざわざ書かないのと同じ。
昨夜、本好きの人のブログを読みに行ったら、鈴木涼美の新書を紹介していた。私は鈴木が書くコラムが好きで、毎週欠かさず「週刊SPA!」の巻頭コラムを読んでいた(1カ月くらい前に下りてしまった)。本もほぼデビュー作の『身体を売ったらサヨウナラ』から1冊おきに読んできた。不良女独特のパースペクティブと、それとは正反対の知的文体が合わさって、小気味いいのである。
うちからほど近い女子小中学校(清泉というお嬢様学校)の出で、慶應→東大院を経て日経の記者……。と書けばエリートだが、大学生の頃はAV女優をし、性的サービス業などにも従事したり、ブルセラを売りに行ってもいたようだ。日経の記者時代、週刊誌に過去にAV女優だったことを抜かれた、なんてスキャンダルが起きたが、本人はどこ吹く風だった。
で、ここからが本来の日記なのだが、昨晩23時、寝室のChromebookで鈴木の名を打ち込み、著者画像を見てるうち、とうとうAV動画に飛んだのである。これまで雑誌や本のプロフ写真しか見たことがなかったので、その動画が果たして鈴木涼美なのか、ただのロリ顔のAV孃なのかよくわからないのであるが、これがご本人であるとすれば、尊敬度が5割くらいアップしそうだ。
私は小心者である。たとえばビラ配りの時に警察が写真を撮っているのに気付いたら、それだけで気持ちが暗くなる。名刺を渡す時、あまり知らない人だと、住所が入っていないほうの名刺を選んで渡すくらいプライバシーがばれることに躊躇する。が、この人、親バレ覚悟で堂々とAV孃を務め、ヤンチャ体験を赤裸々に語り、現役の夜遊び好きで、何より読書家なのである。肝の座り具合が半端ないし、才能も半端ない。今年上半期はついに芥川賞候補にもなった。おそらく今年の下半期、遅くても来年中には芥川賞作家になるだろう。
陳腐な質問の一つに、次に生まれ変わるとしたら男がいいor女がいい? とか誰に生まれ変わりたいという馬鹿げた問いがあるけれど、鈴木涼美だと言ってみようかな(笑)。それくらいに自分とは線対象である、ということ!
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