7月11日の月曜日、市役所から4回目のワクチン接種券が送られてきた。感染第7波に入ったことから、なるたけ早くワクチンを打ちたい。なので指定された日をいったん取り消し、もう少し早い日を予約しようとしたら……。
目を疑った。予約可能日は7月8月9月とすべて「×」印が付いている。そんなアホな。自分のやり方が間違っているのではないか、と考え、LINEではなくて今度はWeb予約を試みるが、今年いっぱいのカレンダーはすべて「×」だった。
翌12日火曜日、朝イチで市役所に電話をした。私が事情を説明すると、電話予約窓口担当者いわく「明日(13日)から受け付けるみたいで、今日まではシステムが稼働していません」と。これまたいい加減というか、市民を莫迦にしたシステムというか、呆れて物が言えなくて、「はい、そうですか。では明日、自分でもう一回、取り直します」と答えて電話を切った。
窓口の担当者は九分九厘、非正規公務員だろう。こういう人に怒ってみてもかわいそうなだけ。笑い話だが、退職後、失業保険を給付してもらうため、職安(ハローワーク)に行くことになった。失業保険をもらうためには一応、就職探しをしているふりをしなければいけない。なので求人票を見るわけだが、非正規・低賃金労働ばっか。「こんな働き口で食えるかあ?」なんて窓口に座っている職員に皮肉を言いたいところだが、笑えることに窓口で「失業者」に対応している職員はほぼ全員、非正規労働者なのである。
これがアベ言うところの「失業率が大幅に改善された!」である。新聞記者は一度、職安に行って求人票を調べてみろ。私にとっては魅力的な仕事だったのだが、「箱根で毎週末、観光客調査アンケート。時給1500円」「鹿児島県○○市XX図書館臨時職員。週4日月額12万円」というような仕事が散見していて、こんな仕事で食えるわけがない。
本日13日水曜日。無事、ワクチン接種4回目の予約を取ることが出来た。
コロナ禍はいつまで続くのだろう? この秋冬には、第8波が来そうな勢いである。世界中の国民は「もう飽きた」ってマインドが強いので、来年に持ち越すかもしれないな。
昨夜、『新宗教の現在地』(2021年3月刊)という本を探し回った。どこにしまったのだろう。
著者はいのうえせつこさんという御年80歳を超えたルポライターで、私は去年の5月、彼女から直接もらったのである。すぐに読んだ。
世界平和統一家庭連合(旧統一教会」の実態被害について、80ページの紙面を費やしてルポしている。いまだ「霊感商法」「合同結婚式」は健在で、被害者が多発している実態が暴かれていた。
印鑑、数珠、壺、仏像、人参凝縮液、絵画といった物を売りつけ、献金被害やビデオ受講料被害などが多発している。
昨日、教団代表による記者会見があったが、出席した新聞記者やテレビ記者は全員、「人間失格」ではないか? 代表の発言を受けて「今も被害者は数多くいて、民事訴訟が係争中では?」という追究をしたのか?
統一教会から世界平和統一家庭連合に名称変更したあとも、自民党との繋がりは深く、たとえば菅政権の閣僚21名中、9名が統一教会と親しい関係だとこの本には書かれていた。
菅義偉、麻生太郎、萩生田光、岸信夫、加藤勝信、平井卓也etc.
統一教会の時代から、反共を掲げた「勝共連合」(教会の別部隊)に岸信介、アベシンゾーらが密接な関係を保ち、さらに「日本会議」系の学者と政治家を支援してきた、と本書でも説明されている。
今回の事件で唐突に衆目の前に出てしまったのだが、マスコミは一切無視を決め込んでいた(いのうえさんによると、唯一「赤旗」だけが追究していたと)。
私はテロ事件を俎上に上げて問題視しているのではない。そもそも、(歪んだ)宗教と手を結んで、日本を悪い方向へと導くような政治家や学者に対し、甘過ぎはしないか。
暴対法以降、ヤクザとほんの少し関わりがあったという過去が明るみに出ただけで、そのタレントは芸能界から追放されるようになった。これくらい、コンプライアンスがきつい時代なのである。が、どうしていまだに信じられないほど多額なセミナーを開いて弱い人から金を巻き上げたり、政治家と票のやり取りをしたりしても、なんらのお咎めがないというのは、不思議と言えば不思議だ。
ヤクザは個人や企業に悪を働く。統一教会は国家に悪を働く。
前者の被害は特定の者というのが大半であるが、後者は国を汚すのである。どちらの悪がより悪いのかは自明の理ではないか?
名刺をいただいたので、いのうえさんに連絡して会ってみようかな。80歳を過ぎた女性が、世界平和統一家庭連合のセミナーに潜入ルポをしているのである。肝が据わっている、半端じゃなく! ぼくには出来ないな(苦笑)。
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