恋する女から発光物が放出されているのが見える特異体質の大学生はその特異体質ゆえに恋とは何ぞやと考えている。そんな頭デッカチの大学生が同じく理屈っぽい女子大生に恋をする。幼馴染の美人女子大生に相談し、件の女子大生と交換日記をすることになる。交換日記は恋とは何ぞや、ということを哲学的にまたは生物学的に考察する内容で、そんな交換日記をしていることを知った別の女子大生が絡んでくる。その女子大生は人から恋の相手を奪うことを至上とみなす変人。実は幼馴染の女子大生も特異体質学生に恋をしているのだが発光していないため特異体質学生は気がついていない。そんな変人4人のややこしくてまわりくどい四角関係が笑いと共感たっぷりに描かれる。
小林啓一の監督作はデビュー作から変わった恋の話ばかりで、そういう部分はあまり気にしてなかったけどやっぱり面白い。「ももいろそらを」のカラー版のパンフレットで、コロナ禍で企画が飛んだ、と書いてあったのでしばらく新作は見れないのか、と思っていたがこういう風に見れてよかった。
頭デッカチで理屈っぽい特異体質学生の恋の相手が美女3人とは羨ましい。幼馴染役の西野七瀬、理屈っぽい女子大生役の平祐奈、略奪愛の達人役の馬場ふみかと皆美しい。主人公の神尾楓珠もイケメンではあるけど変人を演じているさまが楽しい。
爽やかな気分で見終えることができた。
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