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2022年05月29日16:55

70 view

ナギモカ(Nagi MOCA)

ﾌｫﾄｼﾞｪﾆｯｸで有名な美術館。
もう開館15周年とは…

@奈義町現代美術館

関西から近い岡山なのに行き損ねていた美術館。
梅雨前の好天を狙いました。

新幹線を使うのも勿体ないので在来線で行きます。
姫路からはJR姫新線の可愛い１両の車両で津山までゆくのですが、播磨新宮～津山は交通系ｶｰﾄﾞが使えません。
津山駅で大阪からの全線分を現金精算する羽目になりました(ｸﾚｶも使えない)。
さらに津山から中鉄北部ﾊﾞｽで50分830円。
んん?美術館ｳｴﾌﾞｻｲﾄには30分って書いてあったけど、ﾙｰﾄが色々あるのかしら…
まあ公共交通機関でｱｸｾｽできるのは助かります。

建築は磯崎新。

常設作品のための展示室3つと企画展のｷﾞｬﾗﾘｰ1つ。

企画展示室の2階は、それはそれは素敵な図書館になっています。

◆展示室①大地
～宮脇愛子『うつろひ』
水を引いた中庭と隣り合う室内の双方にﾀﾞｲﾅﾐｯｸなﾜｲﾔｰがのびのびと飛翔しています。

◆展示室②太陽
～荒川修作+ﾏﾄﾞﾘﾝ・ｷﾞﾝｽﾞ
『遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体』
養老の『天命反転地』ﾌｧﾝには大ｳｹしそうな空間です。
屋外から巨大なﾄﾞﾗﾑ缶のように見えたものの内部。
螺旋階段を昇ると底面にｼｰｿｰ、上下に鉄棒、左右側面が龍安寺石庭となった空間。
正面から光が差し侵入者を影の存在にします。
しかし奥まで進んで振り返れば鮮やかな"転"開。

◆展示室③月
～岡崎和郎『HISASHI-補遺するもの』
入ってすぐにあらゆる音が反響すると解りました。
ｽﾏﾎのｼｬｯﾀｰ音まで反響する。
三日月のような弧を描く天井の高い空間。
床面の足跡はここが"月"だから。
ﾍﾞﾝﾁに座って耳をすませます。
壁の溶けるような金属はなんでしょうか。

◆企画展示室
～児玉知己展 COSMOS
鮮やかかつ有機的にｱｸﾘﾙ絵具が画面を埋め尽くしています。
ﾃｷｽﾀｲﾙとなって椅子にしつらえられているのもぴったりくる。
ｶﾌｪでは同じﾃｷｽﾀｲﾙでﾎﾟｰﾁが並んでいました。

こちらのみ7月10日まで。

ｼｮｯﾌﾟｽﾍﾟｰｽはありません。
受付で有元利夫の過去図録と荒川修作のﾃｷｽﾄばかりの作品解説を買いました。

常設の見えるゆったりした休憩ｽﾍﾟｰｽも素敵です。

帰路は直通のJRﾊｲｳｪｲﾊﾞｽ。

https://www.town.nagi.okayama.jp/moca/

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