リアリズムは、決して現実とイコールではない
現代の話をすると、それはもう、ファンタジーよりもファンタジーで、理解が追いつかなくなる。アインシュタインは、相対性理論で有名だが、相対性理論がどんなものかを理解できている人は、やはり少ないだろうと思う。そのアインシュタインですら理解できなかったのが量子力学だった。量子力学を持ち出すのは、反則技のようにも思うが、理論だけではなく実用化されようとしているため、無視するわけには行かなくなったのだ。現代のコンピューターは、能力的に限界に近づいているのだそう。そこで次世代のコンピューターとして開発され始めたのが量子コンピューター。ところが、この量子コンピューターが、とんでもない代物だった。アインシュタインは、20世紀を代表する物理学者で、1955年に亡くなっている。第二次世界大戦が1945年に終結しているので、その頃に活躍していた物理学者だ。一般相対性理論を発表したのが1916年なので、日本では大正時代になる。そのアインシュタインが、存在を認めようとしなかったのが、量子力学だった。さて、皆さんは、アインシュタインが否定したのだから、量子力学なんてインチキだ、と思うだろうか。現実には、アインシュタインが間違っており、量子力学は、現代の最先端の物理学としての地位を築いている。相対性理論すら理解できないのに、そのアインシュタインすら理解できなかった量子力学なんて、まず、一般人には理解できはしないだろう。だが、それが、現実に存在するのだ。いわゆる現実がリアルというのなら、量子力学もリアル。だが、そのリアルが、とんでもないファンタジーなのだ。物理学の世界は、リアルやファンタジーの概念ではもう理解不能な世界になっている。イメージとしてのリアルは、決してリアルではない。単にリアルだと思い込んでいるだけだ。量子の中で、比較的有名なのが、ニュートリノだろうか。ニュートリノは、地球を素通りする。地球を通過してしまうのだ。何もかもを素通りするので、見つからなかった素粒子だった。だが、この世界には、ニュートリノで溢れているのだそう。量子は、人間が考えていたファンタジーの世界に近い性質を持っている。壁をすり抜けたり、テレポートしたり変身したり、波になったり粒子になったり、人間が今まで、リアルな世界の法則と思っていた物理法則をことごとく壊していくのだ。アインシュタインが否定しようとしたのも分かるように思うが、量子を人類は発見してしまって、量子力学が正しいことも分かってしまったのだ。ファンタジーを夢物語と思っていたら、現実に実行する何かが存在してしまった。アインシュタインが何よりも、抵抗したのが、光よりも速い何かが存在する可能性があることだったようだ。アインシュタインの理論では、この世界には、光よりも速いものは、存在しなかった。だが、光よりも速いと思わないと理解できない出来事を発見してしまった。理論だけならともかく、未来のコンピューターとして量子コンピューターが実験段階とはいえ、誕生したことが大きい。未来では、既存のコンピューターと量子コンピューターを組み合わせた、ウルトラスーパーコンピューターが誕生することになっている。今までは、コンピューターを人間が作っていたが、いよいよ、コンピューターをコンピューターが作る時代が訪れるだろうと予想されている。人間を超えるAIの誕生も、現実味を帯びてくるのだ。人間が夢想してきたファンタジーの世界は、実は、現実に起こっていた。この頃、様子が変わってきたのだが、ファンタジー物の映画やアニメ、SF小説、漫画などの扱いが、変わってきていることに何となく気づいている人が多いのではないだろうか。量子力学の現実に比べたら、SFの世界は、もう、ファンタジーとも言えないような世界になってしまっているのだ。ファンタジーは、現実の一部に取り込まれてしまった、ということだろう。量子力学の世界観を受け入れるとは、そういうことだろうと思う。テレポテーションなんて、SF以外では、ありえないと思っていたら、物理の世界では、優秀な学者が、テレボテーションがどうたらと真面目な顔で話をしている。瞬間移動が現実に起きてしまっているのだ。
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