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2021年10月23日21:27

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池田亮司

ひっさしぶりのオールスタンディングライブ。

www & wwwX Anniversaries
Ryoji Ikeda
★superposition special screening
★live set
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池田亮司といえば私のなかでは美術家。
堂島ビエンナーレで出会い、体育館のように広いスペースで展開されたインスタレーションの"一部になった"時からのファン。

スパイラルホールのオールナイト参戦からも随分経ちました。

今回は、普段海外で活動する池田の「ライブ」が観られるというのでとんでいきました。

会場はスペースシャワーが運営する渋谷のwww/wwwx。

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まずは地下でsuperposition
こちらは着席で映像を観ます。
おなじみデータビジュアルに加え、はじめましての人間男女登場。
前景中景遠景の重層も目新しくモールス信号や電子タイプライター?の分解再構成を楽しみました。

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さていよいよ2階"X"でライブ。
入口でドリンク代を払ってフロアに上がると床がテープで細かく仕切ってあります。1マス1人という訳で千鳥になるから見易い。

ステージにはテーブルの上にノートパソコン。
音響機器こそありますがもちろん楽器はありません。
基本、データですからね。
やや時間に遅れて黒ずくめ黒いキャップの人物が登場。
ひとりです。

モノトーンの映像を背景にライブが始まりました。

普段はビジュアル的に見ているので音を聴こう、と思っていました。

映画なら「フラッシュの点滅にご注意下さい」のテロップが出そうな強烈な光。
床を突き上げる振動。
鼓膜を限界まで震わせる爆音。
頭上、いや宇宙の上から降ってくるもの。
拍子感も分かりやすいじゃないの、などと思ったのは最初だけ。
次第に細胞まで痺れ、音の切れ目ではっと自分の存在に還ったり。

あの音と光に耐える聴力と視力が残っていてよかった。

池田亮司のインスタレーションはいま天橋立でも見られるようです。
本当ならそちらの方が近いのかもね。



https://www-shibuya.jp/sp/schedule/013790.php
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