何でも包んでしまうアーティスト、クリスト。
美術手帖のサイトで、包まれた凱旋門の美しさをみて、
https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/24602
いてもたってもいられず
最終日に行って来ました。
包む、覆う、積み上げる
クリストとジャンヌ=クロード
@DIC川村記念美術館
クリストの展示は一階の茶室に隣接した一室で、
10ほどのプロジェクトが紹介されていました。
真っ先にあったのが
◆包まれた公共建築[パリの凱旋門]
川村のこちらは模型で撮った合成写真のプリント。
引っ越し荷物みたい。
本物の方が断然素敵ですね。
計画から60年を経てクリストの死(昨年)後に実現するとは感無量です。
川村にあるもうひとつは
◆5600立法メートルのパッケージ の縮尺模型。
カッセルのドクメンタ4のために製作され、閉幕後に販売されました。
50cm角の箱の表面に近影写真、中に設計図と模型等。
実物は空気の圧力で直立する85mのオブジェで重さは6トンだったそう。
他のプロジェクトは
◆鉄のカーテンードラム缶の壁@パリ、ヴィスコンティ通り
◆72390立法フィートのパッケージ@ミネアポリス
◆通路のストア・フロント@カッセル等。
◇包まれたパリの旧陸軍士官学校
◇包まれたローマ国立近代美術館
◇包まれたニューヨーク近代美術館
◇包まれたホイットニー美術館
◇包まれたローワーマンハッタンのビル
等は実現していない完成予想図(写真)。
ショップを覗きましたが、クリスト関連の書籍はポンピドゥー開催時の過去カタログだけだったそう。それも売り切れでした。
コーネルの新しい書籍はありましたけれどね。
10月3日にて終了。
https://kawamura-museum.dic.co.jp/
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収蔵品展示に力をいれている川村、
2階202展示室のヒロイモノ2つ。
◆マックス・ノイマンの平面大作3点
フランシス・ベーコンに通ずる感じ。
◆パウル・グンダーリヒの《座長》
ダリっぽいテーブルに金銀の靴と兜?
ジョセフ・コーネルは105で
◆海ホテル(黄色い砂)
とペニーアーケードシリーズのコラージュ
でした。
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