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2021年08月23日17:25

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市長選、『否定と肯定』、存在が不確かな友人にはがき

 昨日、日記を書くことより横浜市長選のほうに関心が向いてしまう。テレビ神奈川で午後8時から市長選速報を15分枠でやるようだが、深夜、開票がある程度進んだところでチェックすることに。
 映画サイトGyaOで2週間くらい前から今月いっぱい『否定と肯定』が観られるので、待ち時間を有効に使うにはちょうどいい機会だ。封切りの前後、新聞の映画評と広告が出ていて、欧米では未だ戦争犯罪を題材にエンタテインメントに振られた映画が多数製作されていることを羨んだものだ。
 ホロコーストはなかった、と主張する自称歴史家の男がユダヤ系女性学者と彼女の本を出した出版社に対し「自身の名誉が毀損された」とイギリスの司法に訴えることからドラマは始まる。女性学者と弁護団は「ホロコーストはあった」ということを立証するはめになり、現地調査と資料文献にあたって、事実を法廷で明らかにするという司法劇なのだが、当然のことながら映画としては紆余曲折があるわけでもなく、アクションもなく、ラブストーリーが入る余地もない。エンディングまで「予定調和」なので、映画固有の面白さはない。
 しかし、この映画はそもそも実話を元にしていることと、ネトウヨらの中韓ヘイト書き込みが増殖している現代ニッポンの現状を踏まえると、滑稽さと痛快さの二つがあって、わたし的には最後まで面白く観られた。
 午後11時前、メールを開いたら、九条の会のメンバーから「市長選で山中候補が勝った!」というメールが届いていた。30分後、待ちに待った開票状況がNHKのHPに載り始め、この時点で山中氏がおこのぎの1.5倍近い得票だった。
 おこのぎが立候補表明した時点で、個人的には山中候補の当選は難しいと思ったのだが、その後、現市長の林が立候補したことで俄然希望を持った。保守票が2分されると山中の当選する可能性が出てくる、頭の悪さを絵に描いたようなスガ自民と目先の利益に欲がくらんで戦略を読めない保守層のおかげで、当選確率が万に一つだったにもかかわらず革新が結果的に勝てたという幸運が舞い込んだわけである。言ってみればオウンゴール2つで勝ちを拾えた。だから快勝というわけでもない。サッカー-ではよくあるパターンだが、選挙でもたまにこういうことがある。

 本日8月23日。昨日か今日は向暑らしいが、昼近くになるとやっぱり暑くて、作業する気が失せる。
 2013年の8月末、週刊誌時代の友人が亡くなった。敗戦記念日あたりから毎年、彼を思い出す。翌年から8月になって彼のことを想うと、はがきを出している。奥さん宛の住所で、亡くなった友人の名前を書いて投函する。たぶん1年も欠かしていない。
 1週間くらい前に友人の顔が思い浮かんだので、そろそろ書いていい頃か。ネットで曼珠沙華のイラストを拾い、はがきに罫線とそのイラストをレイアウトして、友人に向いてボールペンを走らせた。
 書き終わったので、さっさと郵便局に行って投函。銀行へ寄ってから帰った。
 広義では友人の供養だが、自分的には彼と電話で話せたという気分である。彼は亡くなったが、存命中も年に1回か2回会い、同じく年に数回手紙のやりとりをする関係性であって、私がはがきを書いて出せば、生前と今と大して違いはない。奥さんの気持ちを推し図る必要もない。
 呼び捨てが基本だった友人が少しずつ減っていく。自分がまだ生かされていることに感謝するのがいいのだろう。
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