道路やダム、鉄道、港湾など、生活を支える「土木」について、わかりやすく全体像が整理されている。土木の役割や歴史から始まり、災害への対応や自然環境との調和、更には構造や工法といった技術的な側面も触れられている。 古代の墳墓や信玄堤、家康の利根川東遷、近代の鉄道や港湾、明治の三大疎水など土木技術は進化を遂げてきた。本書が書かれたのは二十年ほど前だが、ITによる工事の自動化·無人化は現在のi-Constructionへ、土壌の生育力·浄化力の活用は現在のグリーンインフラへと発展して繋がり、進化し続けている。
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