弘前に暮らす女子高生は人一倍訛りが強く、そのせいか引っ込み思案な性格。そんな女子高生がメイドカフェの店員としてアルバイトを始め徐々に世界が開かれていく。オーナーの不祥事で店舗継続の危機になり、女子高生は特技の津軽三味線のリサイタルをメイドカフェで開くことにする。
青森にこだわる横浜聡子監督の新作。今までの破天荒な作風とは違って実にウェルメイドな作り。あまり横浜監督っぽくないけどいい映画だからまあいいや。
可愛い女子高生がメイドの制服を着て津軽三味線を奏でる。この変な画が物凄く力強くて映画的。このシーンを見るだけでも価値がある。
本作で語られる津軽弁は何を言ってるのか分からないところも多々あるのだが、字幕を付けないところが潔い。
以前青森に仕事で行った時、地元の人が談笑している横にいて、何を喋って何を笑っているのか全く分からなかったのを思い出した。
ログインしてコメントを確認・投稿する