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2021年04月19日10:35

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神宮スズメの独り言2021春〜17〜東大の底力

明治は初回1死から連打と盗塁で2・3塁のチャンスを作ると内野ゴロで1点、さらに植田君のタイムリーで2−0とした。2回には2死3塁から内野安打、3回は1死3塁から内野ゴロの間に、そして4回は3塁に走者を置いてのワイルドピッチ。ほとんどタイムリーらしいものはない中で4回まで毎回得点で5−0・・・・

対する東大とてなにも指を咥えて見ているだけではない。初回は1死2塁。2回は2死2・3塁のチャンスをつくり早くも先発の西山君に代打を送って勝負したほどだ。点を取られても食らいつく。それが第1節の早稲田戦で見せた東大の姿であり、今日もそれが垣間見えた。3回には無死2塁、4回には2死満塁まで攻め立てたがなかなか最後の1本が出ない。

明治の先発磯村君は要所を抑えたが四球が多く、さらに東大は4回までに3つの盗塁を決めるなど東大の積極的に攻撃に苦しんだ。

しかし東大は5回に2安打と2つの盗塁で1死2・3塁から犠飛で1点を返すと、6回にも宮崎君の3塁打を足掛かりに内野ゴロで1点を返す。明治は5回にもエラーで出た走者をタイムリーで返し毎回得点を継続。

そして6回、東大は松岡由機君をマウンドに送った。駒場東邦出身の2年生だ。東大進学者数でも全国有数の実績を誇るこの高校には野球部はない。いや正確に言えば硬式野球部がない。しかし軟式野球部は東京都大会を6連覇中でありこの松岡君は高校3年次時には関東大会でベスト4に導いた投手だ。

だが、残念ながら通用しなかった。3安打を打たれ3つの四球を出した。そこにエラーも絡んで6点を失った。そして5−0から5−1,6−1から6−2と追いすがっていた東大も7回以降は走者を出すことはできなかった。結局は明治に毎回安打の毎回得点を許し17−2と大敗してしまう。しかし、それでも東大は6本の安打と4つの四球を選び、5つの盗塁を決めた。前半の得点チャンスは明治にも劣ってはいなかった。

明治がリーグ30年ぶり3度目の毎回得点試合を演じたのは裏を返せばこの東大の底力を感じればこそ生じた集中力の賜物であったのかもしれない。



2021年4月18日 東京六大学野球春季リーグ戦 第2節2回戦(於 明治神宮野球場)
東大
000 011 000 = 2
211 116 32x = 17
明治
1 0

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