作者の物語が私の中の物語になる。
マーク・マンダース
〜マーク・マンダースの不在
@東京都現代美術館 3階展示室
ボレマンスとの「ダブルサイエンス」展から巡回。
1968年オランダ生まれの現存作家です。
25年にわたり1人の架空の芸術家の自画像を
建物の枠組みを通して追求してきました。
今回はご自身で展示構成も手掛けたとのこと。
床には透明なビニールが敷かれ
展示室もビニール壁で複雑に区切られています。
ほとんどの作品は写真撮影ができました。
ギリシャローマの彫刻を思わせる端正な彫刻は
ひび割れ欠損のみならず、たち割られ
オブジェ素材化されています。
ダイナミックでありながら静謐
深いところに訴えてくるような作品たちでした。
6月20日まで。
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mark-manders/
※作品No.32 3羽の死んだ鳥と墜落する辞書のある小さな部屋
2階の小部屋。床はふかふかしたマットレスで正面壁に"墜落する辞書"のドローイングがあるだけ。
どうしても気になって、何かの比喩ですか?とお訊きしたら、本当に床下に剥製の鳥があるのだそうです。
※作品No.33 2つの動かない頭部
美術館入口、屋外にあります。
あれ?こんな屋外彫刻あったかしら、と思っていたら
今回の展示でした。
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