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2021年03月28日21:53

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モンドリアン

日時指定の予約制ですが
適度に空いています。

モンドリアン展
〜純粋な絵画を求めて
@SONPO美術館
フォト



エコバッグやビニ傘のデザインにまで使われているモンドリアン。
日本では1954年に『みづゑ』の表紙で紹介されています。
日本初の展覧会(1987)は、西武から滋賀県立近代美術館にも巡回したそうですが行った記憶がありません…

今回は生誕150年記念としてオランダ・ハーグから50点、
国内のコレクションから20余点が集結する23年ぶりの展覧会ということで楽しみにしていきました。

驚いたのは20代後半まで印象派的な絵を描いていたということです。

この頃の作品で印象に残ったのは
◆干しもののある農家(1897)
柵のむこうに煉瓦色の屋根の家と納屋、
手前に干されている洗濯物。
全体に落ち着いた色調のなかに洗濯物の白さがきいています。それもシワの影など細やかな階調ある白です。
それが1900年の
◆ヘイン河畔の洗濯物干し
になると画面上に雲を浮かべた空が広がり
手前には河の流れと画面が随分明るくなっています。
この辺り完全に印象派ですね。

その後反対色を使った点描
キュビスム絵画を経ますがモンドリアンの特徴はいずれもモチーフが風景だということ。

メインビジュアルの
◆大きな赤の色面、黄、黒、灰、青色のコンポジション
は49歳(1921)の作品です。
しかし50歳でアムステルダム市立美術館で回顧展を開いても
まだ「困窮のため花の水彩画を描いていた」って…
そういえば26歳29歳とローマ賞に落選しているし
38歳でもサロンドートンヌに落選しています。
器用な人ではなかったのかも…

関連展示で
へリット・トーマス・リートフェルトのモダンな椅子や
◆シュレーダー邸
の映像が流れています。

6月6日まで。
https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2020/mondrian/
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