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2020年11月03日22:02

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ロンドン・ナショナルギャラリー展

やはりルネサンス絵画はいいですねえ。

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
＠国立国際美術館

ようやく関西に巡回してきました。

目玉はゴッホの《ひまわり》と
フェルメールの《ヴァージナルの前に座る若い女性》、
ルネサンスからポスト印象派まで、
６１点全てが日本初公開という展覧会です。

もちろん時節柄チケットは日時指定制。
空いている時間帯の整理券は先着で配られていたようです。
初日の朝一番は開館前２０分前に５０人以上の行列でした。
入館前に手指の消毒、体温測定カメラはありましたが個別の検温もなく
間隔をとらせるような厳しい誘導もなくスムースでした。

【展覧会構成】

Ⅰイタリアルネサンス絵画の収集
　…ティツィアーノ、ウッチェロ、ギルランダイオ、ティントレットetc.
Ⅱオランダ絵画の黄金時代
　…レンブラント、ハルス、ヤン・ステンetc.
Ⅲヴァン・ダイクとイギリス肖像画
…ヴァン・ダイク、ゲインズバラ、ローレンスetc.
Ⅳグランド・ツアー
…ペッレグリーニ、カナレットetc.
Ⅴスペイン絵画の発見
　…ゴヤ、エル・グレコ、ベラスケス、スルバラン、ムリーリョetc.
Ⅵ風景画とピクチャレスク
　…ゲインズバラ、コンスタブル、ターナーetc.
Ⅶイギリスにおけるフランス近代美術受容
　…アングル、コロー、セザンヌ、モネetc.

コーナー毎に壁の色を落ち着いたベージュ～紺～橙茶
などにかえて重厚な展示をしています。
目玉作品や音声ガイドの作品の前でも８人ｘ２重くらいの人垣でしたので
近くでゆっくりと鑑賞できました。

個人的に印象的だったのは
展示室に入ってすぐの
◆聖エミディウスを伴う受胎告知（カルロ・クリヴェッリ）
画面に情報が多いので事前に解説を読んでおいて正解でした。
https://cosinessandadventure.com/the-annuciation-with-stemidius-by-crivelli/

◆聖ゼノビウス伝より初期の四場面（ボッティチェルリ）は
演劇をみているようなサンドロの作品にドキドキ、
◆ノリ・メ・タンゲレ（ティツィアーノ）
やっぱりティツィアーノの描く人物は素敵です。

また、ターナーのお膝元イギリスだけあって風景画もよかった。
◆城の廃墟と教会のある風景（ロイスダール）