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2020年10月18日08:57

70 view

石元泰博

東京都写真美術館でも同時にやっています。
相互割引と特典あり。

生誕100年
石元泰博写真展
～伝統と近代～
@東京オペラシティアートギャラリー

1921年サンフランシスコ生まれの写真家。
石元と言えばモノクロの桂離宮。
もちろんそれだけではないと思ってはいましたが。

想像以上の作品数でした。
その数474。

【展示構成】
1.初期作品
2.シカゴ1
3.東京Ⅰ(50年代)
4.桂離宮
5.シカゴⅡ(1958-61)
6.東京Ⅱ(～80年代)
7.日本の産業
8.周縁から(民族芸能など)
9.ポートレート(60年代三島由紀夫唐十郎など)
10.近代建築(丹下健三磯崎新黒川紀章ミースファンデルローエなど)
11.イスラム空間と文様
12.両界曼陀羅
13.歴史への遡行
14.かたち
15.食物誌/包まれた食物
16.伊勢神宮

圧巻だったのは『両界曼荼羅』。
東寺の国宝《伝真言院曼荼羅》を接写、118点に拡大したものの一挙展示です。
国立国際美術館の所蔵品ですが寡聞にして見たことがありませんでした。凄いです。

ほとんどがモノクロの中で、カラーだったのは上記《曼荼羅》のほか
《食物誌》。
スーパーマーケットに並ぶラップに包まれた食材。
消費社会の批判になっています。

展覧会最後の年譜では、桂離宮を撮影した1953年、
1年間俵屋に逗留して桂離宮に通い
旅館から送られてきた請求書に父親は不動産を処分して支払い泰博を勘当したというエピソードもちゃんと載っていました。

参考資料には藤沢→品川の引っ越し通知までありました。
住所もばっちり明らかですが物故作家だからよいのか…

12月20日まで。
https://www.operacity.jp/ag/exh234/

東京都写真美術館の『生命体としての都市』は11月23日まで。

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若手作家の紹介は守山友一朗。