建築は芸術か?
分離派建築会100年展
@パナソニック汐留美術館
政府の西洋化方針からジョサイア・コンドルを招いて始まった日本の建築教育、
しかしその中から「日本の近代建築」を求める活動がおこりました。
東京帝国大学建築学科の同期
・石本喜久治
・瀧澤眞弓
・堀口捨己
・森田慶一
・矢田茂
・山田守
6人によって結成され、後に
・大内秀一郎
・蔵田周忠
・山口文象
も加わりました。
その新しい建築運動の全貌。
【展覧会構成】
1.迷える日本の建築様式
1-1 西洋洋風建築の移入
1-2 新たな様式の受容
1-3 建築は芸術ではない
1-4 抜け出せない歴史主義 その閉塞感
1-5 講義の変化も目まぐるしく
2.大正9年「我々は起つ」
2-1 教官を悩ます卒業生
Topic1.平和記念東京博覧会、分離派建築会のデビュー
3.彫刻へ向かう「手」
3-1 近代彫刻の衝撃
3-2 彫刻による建築の習作
4.田園へ向かう「足」
4-1 ヨーロッパにみた田園
4-2 田園に居場所を求め
Topic2.関東大震災、新しい東京
5.構造と意匠のはざまで
5-1 都市に現れる彫像的建築
5-2 都市に現れるリズムある曲線
5-3 放物線を描く建築
6.都市から家具 社会を貫く「構成」
6-1 住宅都市整備公団都市をつなげる〜新たなテーマ
6-2 都市から生活のスケールにまで
6-3 生活、小さな建築
7.散開、それぞれのモダニズム建築
7-1 海外へ向かう
7-2 再びの集結
構成を読むだけでワクワクが伝わります。
高らかな宣言
第1回作品展@白木屋 では各々の卒業作品が発表されました。
その独創的なこと、フォルムの美しいこと。
分離派のメンバーのかかわった仕事。
永代橋、聖橋、多摩聖蹟記念館、朝日新聞社屋
山口銀行東京支店、白木屋等々。
関西でも、京大楽友会館や農学部門、北野病院、電気科学館等々。
個人宅に至っては、数知れず。
やっぱり図録を買うべきだったか…
12月15日まで。
https://panasonic.co.jp/ls/museum/exhibition/20/201010/
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