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2020年10月10日22:23

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皇室の名宝

これは後期展示も行かないと。

御即位記念特別展
皇室の名宝
@京都国立博物館
フォト

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台風も直撃は免れましたので初日に行ってきました。

三の丸尚蔵館の品々が中心の展覧会です。
従って目にしたことのあるものも多いのですが、
さすがに98点を1度に見られるのは滅多にない機会
といえるでしょう。
(展示替がありますので前期65点、後期65点。
うち22点は共通)


日時指定の予約制ですのでそれほど混んではいません。解説を読むために7-8人がかたまることはあっても、
作品自体はゆっくりと鑑賞できました。

展示は3階から始まります。

【皇室につどう書画】
筆跡のもつ力/絵と紡ぐ物語

まずは名筆の作品。
王羲之、空海、藤原行成。
平重盛が武家らしくてよかった。

そして
◆蒙古襲来絵詞
◆春日権現験記絵
◆小栗判官絵巻(岩佐又兵衛)
◆西行物語絵巻(尾形光琳)

2階へ移動すると
唐絵/近世絵画

高橋是清が献上した貫休の十六羅漢、
井上馨が献上した趙昌の牡丹図。
堺の茶会で使われた牧谿は修理後の初公開。
各々の来歴も興味深い。

◆四季草花図(狩野永徳)
◆浜松図(海北友松)
◆源氏物語図屏風(狩野探幽)
◆牡丹孔雀図(円山応挙)
等々華やかな作品がずらり。
若冲の動植綵絵もありました。
ただし4点だけ(雪中鴛鴦/群鶏/薔薇小禽/老松白鳳)。
後期は別の4点が出ます。

初めましては
◆花手桶形引手
桂離宮新御殿 縁側の杉戸の引手金具4点ですが、20cm以上もある大きなもの。
手桶に生けられた、藤と桜、ススキと芙蓉、菊、梅椿水仙 と四季を表して見事でした。

1階。

【御所をめぐる色とかたち】

「形」でなく「かたち」というのは、消えて残らない
即位式はじめ様々な公事を
記録として残した屏風や絵画、使われた衣装からしのぶというものだからでしょうか。

京都という旧都ならではの展示です。

そして天皇皇族が担ってきた文化的役割を伝える
勅撰和歌集。
◆芦手絵和漢朗詠集
◆安宅切本和漢朗詠集
は同じ部分が広げられていて、藤原伊行と源俊頼の
書きぶりを比較できます。

最後は天皇の書や御物。
豪華な源氏物語画帖にため息をつき
后の住まいである飛香舎の調度や襖絵にふむふむ。

*****

久しぶりに解説講演会も行われています。
ただし早々に"講演会つき予約券"は終了。
ただしそこはキャンセルというものが発生しますので、当日若干販売されました。
ちなみに講演会なしの予約券を既に購入した人はそれを買うことはできません。少しややこしいですね。

11月23日まで。
11月3日より後期展示。
https://meiho2020.jp/
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