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2020年07月27日22:04

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自分ができるボランティア

 今日は朝から夕暮れの7時まで、「戦争加害展」の会場設営と展示のお手伝いをした。
 活動メンバーの総数は40名(?)、本日の参加者は25名前後というところか。なんと最年少がこの私なので、下働きをするのが文字どおりふさわしい。昨今のお約束で、率先してアルコールで机や椅子を拭きまわり、高いところでのパネル展示など力仕事をさせていただいた。こういうボランタリーで肉体を使う作業は正直、ほっとする。この3週間、(衰えがちな)頭を使うことに専念していたゆえだ。
 午後6時頃、ひとりの男が受付で「因縁」をつけ始めた。会の代表が対応したのだが、穏健なかたなのに匙を投げるかのように、「意見というのはいろいろとあります。もし気に食わないのであれば帰ってください」と言って、その場を去った。
「朝鮮とは日韓併合であって戦争をしたわけではない。なのに、どうして戦争責任をいまになって問わなければいけないのか」
「朝鮮では日本のおかげで鉄道ができた。朝鮮人でそのことに感謝している人だっているだろう」
「この展覧会のメンバーはどういう集まりなのか」
「私は日本が好きだ。だから日本を貶めるような展覧会は開いて欲しくない」
 延々30分にわたってこの30歳代とおぼしき男は持論を展開していて、私は間に入ることもなく、展示ホールの中央にあるベンチに座って男の話を黙って聞いていた。
 隣にいたメンバーとは、で会話もした。
「ああいう意見というのは決して特殊ではなくて、今の世論を象徴するようなものかもしれないね」などと評論家めいたことを彼に言うと、「そうですね。先日の都知事選で桜井が12万票も獲得した、ということに私はめげてね……」という答えが返ってきた。
「いや、今ならやまゆり園の植松聖が獄中立候補したって12万票くらい取るのではないですか」と私が言うと、彼はぼそっと「そういう勢力に負けたくないなぁ」とつぶやいた。
 そう、私も負けたくない。歪んだ世界に対してではなく、自分自身に敗北してしまうような気がするから。
 
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