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2020年07月04日00:07

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眼科へ

 来週半ばに緑内障の進行を抑える目薬が切れそうなので、本日は眼科へ。この眼科は評判が良いらしく、いつも混んでいる。なので、昨日図書館に行った際にリサイクル本として並べられていた棚から「オール讀物」2018年5月号なんぞを持ち帰ったのだが、早速これを持参した。お目当てだった勝目梓の短編「うなだれる父」を読む。勝目さんが亡くなられたのは今年の3月。昨年、『老醜の記』というなんともせつない老年のラブストーリーを読んで、バイオレンス作家だとばかり思っていたのが「偏見」だったことを知らされた。同系列と思われる『異端者』と『死支度』を続けて読み、自分がこれから味わうであろう老後の孤独や想念について予備学習をしているような気持ちにもなった。
「うなだれる父」を読み終わっても名前を呼ばれる気配なし。続けて東海林さだおと村瀬秀信の対談「我らの奧が深い”チェーン店”道」を読む。村瀬は食べ物のチェーン店をずっと取材してきた変な食評論家らしい。で、東海林さんがまさか古くは「養老乃瀧」や「吉野家」、今は「日高屋」「富士そば」などに通い詰めというかただとは想定外で、おふたりの熱いトークを聞いていると、私はなんだか励まされているような気分に。400円足らずの牛丼やかき揚げ蕎麦で幸せになれる、ってことをムキになって言っているのだから。対談を読み終わった直後、名前を呼ばれ、まず眼圧測定や撮影などの検査が始まった。その後診察コーナーそばの椅子に座って診察待ちをしていると、医師の受診を受けているかたが「……では、もう少しきつい点薬に替えてみましょう」などと言われていて、内心ビビったのだが、診察の結果、前回と同じ目薬を処方された。
 午後は、来週からの文学館行きの準備。パソコンを持参するか、ノートにするかずっと迷っていたのだが、アナログのノートに決めた。あらかじめ担当者に訊いてみたら、ボールペンは禁止だと言われたので(閲覧室に用意があるとも)、少し上等な鉛筆でも買ってこよう。ノートに手書き、学者みたい(笑)。
 午後3時前、老作家から分厚い封筒が届く。なんだろうと訝りながら開いてみると、USBメモリーが入っていた。すぐに開いてみたら、過去に書いた未発表作品が7、8本入っていた。が、困ったことにかなり古いバージョンの「一太郎」ファイルで、作家はデジタルが不案内ゆえテキスト保存ができないそう。ウインドウズだといくつかのアプリで開くことは出来るようだが、私はMacなら3台所有しているが、Windowsマシンを持っていない。困ったな、と思いつつ、ネットでいろいろと調べてみたのだが(これで2時間も費やしてしまった)、現行のMacでは読めないようだ。誰かこの道に詳しいひとはいないものだろうか? 老作家に不首尾を告げて突き返すのは気の毒だ。
 毎日毎日、いいこともあればイマイチなこともある。
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